2019 Fiscal Year Research-status Report
傷害表皮に遊走する骨髄細胞の機能解析および皮膚難治性潰瘍に対する新規治療法の開発
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17K11537
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
岡野 純子 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (50447968)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小島 秀人 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (00225434)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 骨髄細胞 / 放射線傷害 / 表皮 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度、放射線照射によって傷害された表皮に遊走する骨髄細胞が発現するケモカインと、それに対応するケモカインレセプターが傷害された表皮に発現することを見いだした。今年度は、そのケモカインが実際にケラチノサイトに機能しているかを解析するために、培養システムを立ち上げた。最初マウス初代培養を用いたが、放射線照射とペプチド効果をみるために、ペプチド投与24時間前に無血清培養液にて培養(starvation)したところ、殆ど死滅してしまい、以降の解析が困難になった。従ってラットの表皮細胞株を購入して実験を行い、培養システムを確立している最中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
骨髄細胞とケラチノサイトの相互作用を解析した際は、マウス表皮初代培養で上手くいったが、次の段階の骨髄細胞が分泌するケモカインとケラチノサイトの培養実験が、放射線傷害とstarvationでマウス表皮培養細胞が刺激に耐えられず死滅してしまったため、代替の細胞を探さないといけなくなったため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在ラットの細胞株を試しているが、それでも困難な場合も想定して、他の細胞株候補も探索する。
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Causes of Carryover |
in vitroの実験が予想外に時間がかかり、それ以降の実験スケジュールに遅れが生じたため。
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Research Products
(11 results)