2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of novel therapeutic approach for subarachnoid hemorrhage: inhibition mTOR pathway by rapamycin
Project/Area Number |
17K11563
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐々木 一益 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (80738948)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武藤 達士 東北大学, 加齢医学研究所, 准教授 (80462472)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | くも膜下出血 / マウスくも膜下出血モデル / 脳保護 / 神経炎症 / 蘇生 / 加齢医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、COVID-19感染症の蔓延により、研究協力機関におけるくも膜下出血モデル作製後の画像研究を主体とした研究遂行が困難となり、生体を用いた研究に着手する事が出来ない状況であった。従って、前年度からの大きな進展となる研究成果は得られていない。このような状況であったため、国内外における関連領域の研究者や共同研究者とウェブ会議を開催し、情報収集ならびに、今後の研究の方向性についての打合せを頻繁に(月に2回~4回程度)実施した。また、成書や学術誌に掲載されている当該研究領域の文献検索を行い、これまでの知識の整理ならびに、新たな視点からの研究の発展の可能性についてブレイン・ストーミングを行った。それを基に、非臨床研究の場におけるくも膜下出血モデルを用いた早期脳損傷の病態解明や脳保護・脳蘇生に関するレビュー論文の作成に着手している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上記「研究実績の概要」に記載した事項が研究遂行を妨げた理由である。COVID-19感染症の蔓延により、本来、予定していた研究活動を実施する事が困難であった。
|
Strategy for Future Research Activity |
年度が変わった現在においても、COVID-19感染症は依然として猛威を奮っている。そのため、所属機関から随時発令される研究協力機関への移動制限などもあり、依然として研究の遂行に支障が生じている。このような状況は今後も継続する事が予想されるため、研究計画立案時に本研究課題の達成目標として掲げていた研究成果に到達する事はできないまでも、可能な限りの軌道修正を行う事を検討している。具体的には、現状においては、小動物用のMRIやCTを用いた画像研究の実施が困難であるため、それらを用いない手法にて研究遂行を実施する術を模索している。
|
Causes of Carryover |
COVID-19感染症の蔓延に伴い、予定していた研究活動が実施できなかったため、必要経費の執行には至らなかった事がその理由である。
|