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2017 Fiscal Year Research-status Report

Therapeutic strategy for maintenance of lymphocyte function to improve the prognosis of sepsis

Research Project

Project/Area Number 17K11592
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

鈴木 武志  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (80327600)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 南嶋 しづか  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20622088)
加藤 純悟  慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (40465018)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords敗血症 / リンパ球 / アポトーシス
Outline of Annual Research Achievements

目覚ましい医学の進歩にも関わらず、敗血症の死亡率はいまだに高い。近年、高炎症反応に引き続いて起こる免疫能の低下が2次感染を引き起こし患者予後に影響することが指摘されるようになり、免疫能を維持する治療法の確立に目が向けられるようになった。特に、敗血症では早期からTリンパ球を中心とした免疫担当細胞のアポトーシスが生じていると言われている。当研究室ではこの点に着目し、敗血症で生じるリンパ球のアポトーシスを抑える治療法が敗血症患者の予後を改善するとの考えのもと、これまでの研究にてβ遮断薬の投与が正常Tリンパ球の数を維持することを見出した。本研究では、リンパ球のミトコンドリアに存在するカリウムチャネルであるKv1.3 がリンパ球アポトーシスに関与していることに着目し、Kv1.3を不活化することがリンパ球のアポトーシスを抑え、敗血症の予後を改善できるのでないかという発想に至った。実際には、ミトコンドリアに存在するKv1.3を不活化するためのプラスミドを作成し、そのプラスミドによってKv1.3が不活化されたリンパ球を移植することによって、敗血症予後を改善できるかを検討する予定であった。
しかし、研究としてはまだ準備段階である。
理由としては、材料の調達や技術的な面も含めて本研究室にてプラスミドを作成することが思うように進んでいないためである。場合によっては、リンパ球アポトーシスを抑制する手段を変更したうえで今後の研究を進めていくことを検討中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年度は、研究に費やす時間を思うように取れなかったため、まだ準備段階である。
上述したように、アポトーシスに耐性のリンパ球を作成するためのプラスミドの作成に難渋している。

Strategy for Future Research Activity

今年度より本格的に進めていく予定であるが、上記の理由により、アポトーシスに耐性のあるリンパ球を作成する方法を変更したうえで研究を行うことを現在検討中である。
研究方法の変更については、申請者がかつて留学していた研究室の教授に相談中である。

Causes of Carryover

昨年度は思うように研究が進まなかったことが、次年度使用額が生じた最大の理由である。本年度では、プラスミドを作成するのであればその費用やフローサイトメトリー購入の資金に使用したい。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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