2021 Fiscal Year Research-status Report
新たな凍結保存歯移植法の開発‐骨髄間葉系幹細胞培養上清を応用する‐
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17K11903
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
新美 奏恵 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (20397136)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芳澤 享子 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (60303137)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 凍結保存歯 / 歯の移植 / 骨髄間葉系幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
6週齢Fisher系雄ラットを用いて上顎臼歯を抜歯した.抜歯の際に根の破折がない事を確認した.①ガラス化急速凍結,②過冷却後急速凍結する過冷却凍結,③ プログラムフリーザによる緩慢凍結(プログラムフリーザ群),④細胞凍結保存液による緩慢凍結(保存液群)を行い,現在凍結保存した. 凍結保存後12か月後の状態を確認するため,H-E染色用の切片を作製した. また,同時に抜去歯の歯根膜細胞を培養し,骨髄由来間葉系幹細胞の培養上清を添加する実験系の準備を行った.その結果,抜去歯に培養上清を加えることによって歯根膜細胞の再生が促進されることが示唆された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症対策により,学外共同研究者との連絡や共同研究が十分に行えなかったため.
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の感染状況を見ながら,学外の共同研究者との研究を進めるようにする.リモートでの打ち合わせを積極的に利用し,場合によっては学内だけでも研究を進められるように体制を検討する.
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響により実験が予定通り進んでいない.また,学会の参加がなく実験成果の発表機会がなかったため.必要と判断した場合は新規で機器の購入も考慮する.
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