2018 Fiscal Year Research-status Report
変形性顎関節症におけるオートファジーの発現と形態的変化の解析
Project/Area Number |
17K11919
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
渡辺 仁資 昭和大学, 歯学部, 講師 (90384304)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椋代 義樹 昭和大学, 歯学部, 助教 (50325099)
山田 篤 昭和大学, 歯学部, 講師 (50407558)
代田 達夫 昭和大学, 歯学部, 教授 (60235760)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | オートファジー / アポトーシス / 変形性顎関節症疾患 / 老化促進マウス / 低酸素 / 骨細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では変形性顎関節症における関節頭の形態変化とオートファジー関連タンパクの発現との関連性を解明するために以下の研究を進めている。具体的には、以下の研究を行った。 1) 変形性顎関節症疾患モデルにおける顎関節頭の形態的特徴を明らかにする。:昨年度に引き続き、老化促進マウスの切歯を削合した変形性顎関節症モデルにおける,関節頭の形態的な変化を解析を試みたが,in vivoで有意差を得ることができなかった。そのため、研究計画をin vitroによる細胞生物学的解析を中心として、研究を現在行っている。 2) 変形性顎関節におけるオートファジー関連タンパクとアポトーシスの発現との関連性を明らかにする。:本年度からははマウス骨細胞株を用いて、in vitroにおいて解析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
「研究実績の概要」で述べたとおり、in vivoでの変形性顎関節症疾患モデルマウス実験において、有意差が見られなかった。そこで、本年度からは、実験計画の若干の変更を行い、マウス骨細胞株を用いて、in vitroにおいて解析にを行ったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
2) 変形性顎関節におけるオートファジー関連タンパクとアポトーシスの発現との関連性を明らかにする。:上に述べたように、マウス骨細胞株を用いて、in vitroにおいて解析を行う。すなわち、マウス骨細胞におけるオートファジー関連タンパク質LC3, p61などのオートファジー関連タンパク,および,Beclin, Bcl系タンパクなどのアポトーシス関連タンパクの発現を解析する。 3) オートファジー促進薬剤による骨細胞の分化マーカー変化ととアポトーシスの関与を解明する。:上記細胞株にオートファジー促進剤であるラパマイシンを投与し,骨細胞の分化マーカー変化を解析するとともに,アポトーシスの発現変化を細胞生物学的および分子生物学的に解析する。
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Causes of Carryover |
研究計画の遂行が遅れているため、試薬等の購入が予定より少なかったことによる次年度使用が生じた。なお、生じた繰越金は次年度の予算と合わせて、実験計画に従い、試薬や実験動物等の研究用物品購入に充当する。
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