2019 Fiscal Year Annual Research Report
Mechanism of low-power laser irradiation (LPLI)-induced prevention of salivary secretion disorder
Project/Area Number |
17K12024
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
内山 敏一 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (60419760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有川 量崇 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (50318325)
Bhawal Ujjal 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (50433339)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | レーザー / LPLI / 唾液分泌障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、SATB1コンディショナルノックアウト(cKO)マウスおよび老齢C57BL/6マウスを用いて唾液腺の機能異常による遺伝子発現、miRNA発現解析を行った。ヒト患者のSS病因を調べるには、マウスモデルの開発が疾患を理解するために不可欠と考え、SATB1cKOマウスを用いた唾液分泌低下メカニズムを検討した。SATB1cKOマウスは、胸腺での中心性免疫寛容に異常をきたし、自己免疫疾患症状を呈することが明らかである。さらに、これらのマウスの自己免疫疾患症状の検討結果、生後4週齢という若い週齢でも唾液腺には炎症があることが判明している。マイクロRNA (miRNA) 発現をマウスmiRNAアレイ分析により分析し、続いて定量的RT-PCRで検証した。著しく発現の異なるmiRNAの標的miRNA予測データベースを用いて予測し、予測された標的遺伝子の経路分析をバイオインフォマティクスリソースを用いて解析した。アップレギュレートされた10個のmiRNA (miR-150-5p, miR-130a-3p, miR-511-3p, miR-10a-5p, miR-6409, miR-4689, miR-483-5p, miR-135a-1-3p, miR-1934-3p, and miR-155-5p)、及び9個のmiRNA (miR-3909, miR-135a-5p, miR-30a-3p, let-7a-3p, miR-551b-3p, miR-133a-3p, miR-193a-5p, miR-6918-5p, miR-129-1-3p) はダウンレギュレートされた。機能分析は、これらのmiRNAによって潜在的に調節される多くの経路が代謝シグナル伝達、AMPKシグナル伝達、ミトコンドリア機能不全、上皮間葉転換経路、およびサーチュインシグナル伝達経路に関与していることを示した。
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Research Products
(3 results)