2019 Fiscal Year Annual Research Report
Improvement of physical function by water exercise and its effect on salivary aging markers
Project/Area Number |
17K12055
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
田村 暢章 明海大学, 歯学部, 講師 (00363218)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 龍一郎 城西大学, 薬学部, 准教授 (20415201)
竹島 浩 明海大学, 歯学部, 教授 (90216888)
白瀧 義明 城西大学, 薬学部, 教授 (60077980)
坂上 宏 明海大学, 歯学部, 教授 (50138484)
増田 宜子 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (10297038)
杉本 昌弘 東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 老化マーカー / 唾液 / 水中運動 / 身体機能改善 / メタボローム解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
わが国は超高齢社会に突入して久しいが、健康寿命と生物学的寿命の間の大きな乖離をなくすことが現時点での課題である。そのためには、「疾患の予防」(生活習慣病等)ならびに「介護状態の予防」(フレイルの予防)を行うことはいうまでもない。加齢に伴い唾液中のグリシン、プロリン量が末期破綻的に上昇することを報告(坂上ら)してきたことから、その老化マーカーとしての新たな検索および簡便測定系の確立を目的として研究を行った。本研究においてあらかじめ同意の得られた66歳から78歳(平均年齢72.5歳)までの水中運動療法施行者4名(男性2名、女性2名)ならびに26歳から65歳(平均年齢38.75歳)までの健常者8名(男性6名、女性2名)を対象とした。検体として採取された唾液(アミノ酸分析、メタボローム解析)、尿、口腔内細菌数、口臭をもとに水中運動に、抗菌・口臭予防効果や唾液・尿中成分(グリシン・プロリン等)の変化があるか否か、各種運動機能向上効果の改善の指標となるかを検討した。【結果】1)尿中8-OHdG(8-オキソグアニン)値は、数値に多少バラつきがみられるものの減少傾向を示した。2)水中での運動負荷により口腔内細菌数・口臭には明らかな差は認められなかったが、唾液中Gly,Pro量が低下していた。 3)水中運動療法を受ける被験者と健常者を比較した場合、前者のほうが唾液中の様々な物質の絶対濃度が高いことが観測された。4)健常者に関しては日内変動の影響をみるために、午前と午後で唾液のサンプリングをしてその値を比較をしたが変動は僅かであった。5)唾液中の物質は水中運動療法の回を追うごとに全体的に徐々に健常者に近づいていた。6)水中運動療法に関わる有意差の見られる15の物質が判明した。
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] X線照射誘導性細胞傷害に対する抗酸化剤の保護効果の測定法の検討2019
Author(s)
坂上宏, 中谷儀一郎, 小川由香里, 白戸亮吉, 上田大輔, 延澤忠真, 中谷祥恵, 古旗賢二, 松田玲於奈, 田村暢章, 竹島浩
Organizer
第140回日本薬理学会関東部会
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[Presentation] X線照射誘発性PC12神経細胞傷害に及ぼすNGFの保護効果2019
Author(s)
坂上宏, 中谷儀一郎, 小川由香里, 白戸亮吉, 上田大輔, 延澤忠真, 中谷祥恵, 古旗賢二, 松田玲於奈, 田村暢章, 刀祢重信, 坂東健二郎, 友村美根子, 友村明人, 竹島浩, 鬼頭 慎司
Organizer
第141回日本薬理学会関東部会