2019 Fiscal Year Annual Research Report
The development and the movement analysis of an occlusion support robot contributing to the prevention of oral frailty
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17K12064
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
亀田 剛 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 講師 (30277610)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 富士雄 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (30353337) [Withdrawn]
工藤 慈 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 助教 (60756584) [Withdrawn]
坂本 信 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80215657)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 支援機器 / 顎運動 / 筋電位 / 予防 / オーラルフレイル / 健康寿命 / 医工学 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である令和元年度の目標は、本研究で開発した咬合支援ロボットのメカニズムの動作分析を行うことにある。平成29年に行ったコンセプトの変更と平成30年に行った対応メカニズムを組み込んだ支援ロボットのin vitroでの動作解析を経て、令和元年度では健常者に対する開発装置のin vivoでの検証実験を、実験参加者の顎運動と開口筋 (顎二腹筋前腹) と閉口筋 (咬筋) の筋電位および唾液の分泌量の変化について調べた。その結果から、本装置を装着することにより、開口筋のトレーニングとしてその筋活動を25%増加させ、閉口筋の筋活動を15%アシストし、さらに唾液分泌を15%増加させることがわかった。この結果は、2019年11月21日に長崎にて行われた78th Annual Meeting of the Japanese Orthodontic Society (日本矯正歯科学会) にて英語で発表された。さらに、オープンアクセスの国際学術誌であるDental Materials Journal (Online ISSN : 1881-1361、Print ISSN : 0287-4547) に研究論文 (Kameda Takashi, Sakamoto Makoto, Terada Kazuto, Semi-powered exoskeleton that regulates the muscular activity of jaw movement for oral functional rehabilitation/training) として受理されている (2020年2月12日)。本研究で開発した装置およびその駆動メカニズムを応用することにより、来たるべき超高齢化社会において、口腔機能の維持や強化を行うことができ、オーラルフレイルの予防に寄与することが期待できる。
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Remarks |
2020年11月1‐2日に台北(台湾)にて開催予定のInternational Dental Materials Congress 2020 (国際歯科材料会議2020)にて発表予定で、既に抄録は提出済みである。
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Research Products
(2 results)