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2018 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の唾液分泌促進を目指したフィトケミカルの効果の検討

Research Project

Project/Area Number 17K12066
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

梁 洪淵  鶴見大学, 歯学部, 講師 (10298268)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 直行  鶴見大学, 歯学部, 学内講師 (20386080)
内田 仁司  鶴見大学, 歯学部, 学内講師 (20736996) [Withdrawn]
中山 亮子  鶴見大学, 歯学部, 助教 (50749843)
斎藤 一郎  鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2019-03-31
Keywordsドライマウス / 唾液分泌低下 / 唾液分泌 / フィトケミカル / 酸化ストレス
Outline of Annual Research Achievements

ドライマウスは、加齢に伴い唾液の分泌量が減少する多因子性の疾患で、本症は誤嚥性肺炎、摂食嚥下困難、味覚異常、感染症、齲蝕・歯周病の発症や重症化、口腔内の疼痛などの誘因となり患者の生活の質を著しく低下させる。本学歯学部附属病院ドライマウス外来を受診した約7,000 名の統計学的解析では1割以下がシェーグレン症候群(Sjogren'ssyndrome:SS)で9割は非SSであった。既存のムスカリン受容体作動薬の対象疾患はSSに限定され、非SSで発症する本症は対症療法による対応であることより、安全で有効に唾液分泌を改善させる「機能性食品因子」(Functional Food Factor:FFF)の研究が切望されている。本症の原因は明らかではないが、中高年に好発することや (Swed Dent J Suppl, 52:3-50, 2007)、病因の一つとして酸化ストレスの関与が示唆されていること(Proc Natl Acad Sci U S A, 95:288-293, 1998)、加えて研究代表者らも重度のドライマウスに酸化ストレスが病態形成に関与していることを報告してきた(Pathobiology, 73:252-260, 2006)。
一方、日本は医療費歳出削減と健康寿命の延伸を課題としており、省庁主導で「健康・医療戦略」が推進され科学的根拠に基づいた研究成果の還元が求められている。米国では1990年に発表されたデザイナーフーズ・ピラミッドが浸透したことも25年間がんの死亡率が低下した一助であると考えられ、ポリフェノールのような非栄養素で植物性食品に属するフィトケミカルも疾患予防や健康の維持・向上に寄与することが明らかとなり、本研究ではドライマウスの改善にフィトケミカルの効果の検討を行うことが目的であったが研究の実施には至らなかった。

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Published: 2019-12-27  

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