2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a medical safety education program using a tablet educational application
Project/Area Number |
17K12094
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
笠原 康代 東京医療保健大学, 医療保健学部, 准教授 (00610958)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 医療安全 / 安全教育 / 看護技術 / ICT / ハザード知覚 / リスク知覚 / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、これまでに分析した対象者の成長発達段階(年齢層)別、診療科別インシデントの傾向と在宅医療における傾向をもとに、実験画像(臨床現場を想定した静止画)を数パターン制作した。しかし、COVID-19が5類になったとはいえ、やはり病院や在宅療養の場においては引き続き、厳重な感染予防対策がなされ、臨床現場において実験画像を撮影することがなかなか困難な状況であった。よって、2023年度も学内実習室にて現場を模した状況を作り、撮影するにとどまった。また、感染予防の観点から、実験参加者として予定している医療従事者や看護学生の募集や招集も困難な状況であったため、実験画像の撮影やアプリへの実装までにとどまった。 当初の研究計画にはなかったが、在宅医療における事象に関するシナリオおよび実験画像を精選すべく、訪問看護師4名へ聞き取り調査を行った結果、撮影において含めるべき内容や撮影角度、撮影範囲等に関する助言が得られた。中でも、撮影角度によって実験参加者に見える箇所が固定されてしまい「ここをもっと詳細に見たい」「角度を変えて確認したい」といった要望が出た場合、どのように対処するかといった課題があがった。また2022年度までは、実験画像を静止画でかつ1つのシナリオにハザードやリスク要因を1つだけ入れる予定としていたが、医療職者らと協議した結果、1つの場面に1つのハザードまたはリスクと限定するのは現実的ではなく、複数箇所を選択させるようなシナリオに改変した。かつ実験画像も静止画のみではなく短時間の動画を導入すべく、2023年度は実験画像として静止画と動画の両方を撮影し、アプリへの試験的実装まで遂行することができた。
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