2021 Fiscal Year Research-status Report
学習困難学生に対する自己調整学習方略を用いた看護技術修得プログラムの開発
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17K12141
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
三吉 友美子 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (40329701)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護学生 / 看護技術 / 学習方略 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究テーマの中心概念である自己調整学習方略に焦点をあてた関連研究に着手した。コロナ禍における学習方略の実態を調査し、看護技術学習方略の使用では、平均得点はコロナ禍前と大きな違いはなかったものの、個人によるばらつきが大きいことを確認した。中でも、「情動調整」と「ピア学習」、「認知的志向」においては、まったく使用しない学生が存在した。「情動調整」においてはコロナ禍前においても同様の結果がみられたが、「ピア学習」と「認知的志向」ではコロナ禍前には見られない結果であった。以上のことから、コロナの影響により看護技術修得に困難を生じる学習がより多く存在していることが予測される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究では看護学生の看護技術の修得をテーマにしているが、看護技術の教育方法や求めれる修得状況、自己学習環境の制限など、コロナ禍前とは研究対象者である看護学生の状況は異なっている。そのことが影響して、調査を実施できていないことが研究が滞っている大きな要因である。ウェイズコロナにおける看護技術教育の状況を想定し、調査内容を変更する必要があるが、コロナ禍における煩雑さの中、検討がすすんでいないことが、理由となる。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍における看護技術の修得状況の変化を考慮し、予定していた調査内容に変更を加えた上で、10月までに調査を終え、分析を行う。
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Causes of Carryover |
質問紙調査を郵送法で実施するため、質問紙票の印刷および郵送に費用がかかる。
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