2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Nursing Skills Acquisition Program Using Self-Regulated Learning Strategy for Students with Learning Difficulties
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17K12141
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
三吉 友美子 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (40329701)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護学生 / 看護技術 / 学習方略 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究でその信頼性と妥当性を検証してきた「看護技術学修方略尺度」を日本全国で広く使用できるようHPを作成し、そこからWeb上で尺度に回答できるようにした(以降、Web回答システムとする)。その仕様は次のようにした。①回答結果が、即時にレーダーチャートとして図で示される。②レーダーチャートには総得点および下位尺度得点の全国平均値を合わせて提示する。③保存を可能とし過去のレーダーチャートと合わせて提示することができる。④改善点がどこなのかといったコメントを個々の回答結果に応じて提示する。以上の①~④により、回答した学生は、経過とともに看護技術の学修過程で自分が用いている学習方略の使用程度を客観的に知ることができる。さらに、全国平均と比較して自分の学習方略の使用程度を知るとともに、改善に向けた示唆をフィードバックとして受けることができる。このように、作成したWeb回答システムを利用することによって、看護学生に学習方略の使用を促すための材料を提供することができる。学習方略の使用は学業成績を高めるという先行研究から、学習方略の使用は看護技術修得を高めることにつながると推察できる。さらに、Web回答システムに、⑤回答されたデータをエクセルデータとして変換し保存を可能とする仕様を追加した。これにより、作成したWeb回答システムが、看護学生個人にメリットをもたらすだけでなく、研究に活用しやすくなり、自己調整学習研究および看護技術学習方略研究の発展に寄与することが期待できる。
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