2020 Fiscal Year Annual Research Report
Assessment of working environment and development of administration model on evidence-based nursing
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17K12160
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
田中 理子 九州大学, 薬学研究院, 特任助教 (20648480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米満 吉和 九州大学, 薬学研究院, 教授 (40315065)
豊福 佳代 産業医科大学, 産業保健学部, 助教 (50737195)
武冨 貴久子 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (80543412)
藤野 ユリ子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (90320366)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | EBN / 実践環境 / レディネス / 情報活用 / 看護管理モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
EBNレディネスとして情報活用に労働環境が大きく関わっており、本研究科学的根拠に基づいた看護を普及・標準化させるための情報活用の実態を把握しEBN実践環境確立に向けたモデル構築を目的にしている。これまでにInformation Literacy for Evidence-Based Nursing Practice (ILNP)の全国調査の結果から職場でのインターネットアクセスと論文検索に関する教育の差が明らかとなっていることから、EBN実践環境チェックリストを作成した。プレテスト後にパイロットスタディーを実施し、知識や労働環境が実践に活用できていない現状が示唆された。 2020年度は看護管理モデルの構築のために看護教育者と中堅看護師を軸にEBN実践環境チェックリスト導入とEBN導入セミナー等を計画していたがCOVID-19感染拡大で臨床現場への導入はできていない。また、昨年度中に日本語訳を完了させたClinical Auditに関しても同様の理由で調査・活用は自粛している。WEBでの専門者会議を重ね、研究成果を臨床に生かすための必要性と方法を検討しているところである。 3段階で構成された研究プロジェクトであったが、最終段階のEBN実践環境評価・看護管理モデルの臨床への導入は今後の課題として、COVID-19感染の落ち着きを待って発展させていく見込みである。また、研究全体を通して、病院規模に関わらずEBN導入やレディネスとしての情報活用に看護教育者と中堅看護師の影響が大きいことから、モデル導入の対象を看護教育者と中堅看護師として評価を実施していく予定である。
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