2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of education program aimed ethical maturity for nurses
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17K12170
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
志田 京子 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (20581763)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 倫理的成熟 / シミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
1.倫理的成熟にむけての教育プログラムの開発 (1)倫理的成熟に関する海外文献レビューを実施した。 2.病院の看護管理者の倫理的苦痛に関する語りの場の提供 (1)300床未満の病院看護管理者5名を対象にZoomを用いた学習会を3回開催した。 (2)認定看護管理者研修サードレベル「看護管理者の倫理的意思決定」において管理者に対する倫理的成熟を高めるための事例検討を実施した。 (3)地域で実施する新人看護師勉強会において、新人を対象とした「看護倫理と実践への応用」について研修を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1については、昨年からの引き続きのコロナ対策による渡航制限もあり、昨年度の課題であった倫理的視点の文化的な違いについて考察を深めることができていないためである。 2については、参加する看護管理者のリモート環境整備が困難な場合もあり、参加人数が限定されたためである。
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Strategy for Future Research Activity |
1については、文化的違いを踏まえた教育プログラムの完成を目指すため、海外文献を読み進め概念分析を継続することを次年度の課題とする。 教育プログラムを個人の学習とするだけでなく、組織学習としてとらえるアプローチを考えていくことを検討する。 2については、引き続きリモート環境下でのフリーディスカッションを継続し、コロナ禍での倫理的問題についてフォーカスしながら課題をまとめていくことを次年度の課題とする。
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Causes of Carryover |
コロナ感染拡大に伴い、対面式のシミュレーション研修が実施できなかったこと。 コロナ感染拡大に伴い、渡航制限のため現地視察ができなかったこと。
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