2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development and validation of an evaluation tool to promote interprofessional collaboration regarding medication management in nursing home for elderly
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17K12179
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
善福 正夫 帝京平成大学, 健康医療スポーツ学部, 教授 (20514087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲津 教久 帝京平成大学, 薬学部, 教授 (40151584) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 薬剤管理 / 連携 / 協働 / 看護師 / 介護職 / 薬剤師 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、調査対象施設の協力依頼とその同意を得るまでにとどまり、結果のまとめまで至ることができなかった。具体的には、調査対象となる全国の介護老人福祉施設の中から1000施設を無作為抽出し、調査依頼の送付準備までにとどまってしまった。年度末には成果をまとめるにあたり参考とする目的で、神戸国際会議場にて開催された第44回日本臨床薬理学会大会に参加し、情報を収集したが、先の述べた通り調査の実施まで至らなかったため、量的調査のまとめはできなかった。しかし全研究期間を通して、面接調査の実施は行うことができた。その調査では、介護老人福祉施設におけるスタッフに対し、薬剤管理についての実態をインタビューにて行ったが、介護老人保健施設を対象とした同様の調査と同じく、看護職および介護職は、薬剤管理について本来は薬剤師が担当すべきであると考えていることが明らかになった。ただし、介護老人保健施設には少数ではあるが薬剤師が配置されている施設が存在するものの、介護老人福祉施設の場合は、薬剤師を配置している施設はほとんどなく、配置も義務化されてはいないので、実際に薬剤管理を薬剤師に担当してもらうことは難しいことを施設スタッフは認識しており、薬剤管理を自分たちで行うことが避けられないことであるということも理解していることが分かった。また介護老人保健施設と比較すると、介護老人福祉施設の介護職は看護職に対する親近感が異なることもわかり、業務を進めていく上での配慮点も示唆された。
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