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2017 Fiscal Year Research-status Report

働く場を移動した看護職の臨床実践能力再開発支援プログラムの構築にむけて

Research Project

Project/Area Number 17K12181
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

草柳 かほる  東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (90597220)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 紀子  東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (10792418)
菊池 麻由美  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (50320776)
多久和 善子  東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (70756999)
原 美鈴  東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (80408567)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords職場移動 / 看護職 / キャリア形成 / 能力開発
Outline of Annual Research Achievements

職場を移動する看護職のキャリア形成や能力開発については、職場への適応や定着を目的としたものを先行研究に散見するが、個々人の看護実践能力の融合メカニズムを解明した研究は見当たらない。そのメカニズムの解明と能力再開発プログラム作成の指標を提案することは、看護職の実践能力レベルを維持向上する方法のヒントになり、安全で質の高い看護を国民に提供し続けることにつながる可能性があり大変意義がある。また、個人の能力開発方法だけでなく、組織としてのキャリア形成支援、就業継続支援へ具体的な提案ができ、より効率的で質の高い人材育成、教育システム構築が可能になる。適切な支援は早期離職による組織の経済的な損失を防ぐ要因となりうる。
以上を踏まえ、29年度は、組織側の実態を明らかにするために、【働く場を移動した看護職への組織的なキャリア開発支援の実態の解明】を課題として調査研究を進めてきた。
まず、研究者全員で先行研究を検討しながら調査の準備を進め、8月に開催された第21回日本看護管理学会学術集会インフォメーションエクスチェンジにエントリーし採択された。既卒者の採用に関する課題の一つである職務経歴書活用について、研究者の発表後、看護管理者とのディスカッションでさらなる知見を得ることができた。その知見も含め、インタビューガイドの作成、倫理審査を経て、調査を実施した。無作為抽出した10病院の採用担当者と現場の看護管理者合わせて25人にインタビュー調査を行い、その内容を質的分析方法(M-GTA)を用いて分析中である。
次年度は、調査結果の途中経過と報告を日本看護管理学会学術集会で発表し、その結果をもとに、場を移動する看護職の採用の実態採用時のポイントや採用後の支援についてさらに分析を深めるとともに、採用される側の調査に進む予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の研究計画の内容は、70%ほど達成できていると考えている。残りの30%は、調査結果の分析である。
研究課題がやや遅れている理由は、
1、倫理委員会の開催時期に申請が合わなかったことと、承諾されるまで修正を複数回要したこと。
2、調査先の決定を無作為抽出で行ない、依頼が郵送法のため返信に時間を要したこと、また、依頼を断られることが多く、調査先がなかなか決定しなかったこと、また、調査先のインタビュイーとの時間調整がうまく合わないこともあり調査期間が延びてしまった。

Strategy for Future Research Activity

今後は、29年度の計画を完成させ、引き続き30年度の計画を実行していく予定である。
29年度における調査結果の分析は、現在研究者一同で分析を進めており、30年度8月に実施される日本看護管理学会学術集会インフォメーションエクスチェンジに演題登録し、結果の報告とともに次の段階への示唆を得る予定である。
また、30年度の計画については、対象者とインタビューの内容は変わるが、研究方法自体は29年度と同様に実施するため、さらにスムーズに研究を進められるのではないかと思っている。

Causes of Carryover

29年度の分析が途中のため、まとめと報告のための費用が未使用のままになってしまった。研究自体は進んでいるので、次年度に報告のための学会参加や発表やチームで分析を共有していくための物品を購入する予定にしている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 既卒者の強みを活かす採用-職務経歴書の活用に向けて2017

    • Author(s)
      草柳かほる、原美鈴、山岸紀子、新良啓子、久保貴三子、長沢美智子、岡本恵子
    • Organizer
      第21回日本看護管理学会学術集会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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