2019 Fiscal Year Research-status Report
ケアミックス病院における看護管理の構築 機能分化に対応できる教育プログラムの開発
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17K12191
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Research Institution | Gifu University Of Health Science |
Principal Investigator |
永坂 和子 岐阜保健大学, 看護学部, 准教授 (50780144)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 奈佳子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (30178032)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ケアミックス病院 / 機能分化 / 看護管理 / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究1】先行研究における機能分化に対応したケアミックス病院の看護マネジメント,目的は、文献より機能分化に対応したケアミックス病院の看護マネジメントを明らかにした。方法は、1993年~2018年まで108件を対象文献で内容分析を行った。看護マネジメントの枠組みとしてPDCAサイクルに当てはめて構成要素9つと教育項目42を作成した。 【研究2】機能分化に対応したケアミックス病院の看護マネジメント教育項目調査,方法は、研究1の文献対象108件から抽出された項目とインタビュー調査8名より抽出された項目を検討し、教育項目として72項目を明らかにした。この72項目を教育プログラムとして進めるために研究3に進んだ。 【研究3】機能分化に対応したケアミックス病院の看護マネジメントに関する教育プログラムの開発,教育項目と到達度についての調査(本調査)、対象者:文献より抽出したケアミックス病院を構築し、承諾を得た理事長/院長7名、看護部長13名、事務部長3名の合計23名。方法:研究1と2で抽出した教育項目をデルファイ法(3回法)を計画し、第1回調査が終了した。結果:第1回調査は、回収率100%、72項目中の全てが「必要である」が81.8%~100%だった。低い項目は、「ポリファーマシー」と「自治体の医療・介護作りに参加」だった。また、到達度では、「提案/戦略/体制つくりができる」が34項目(45%)、「実践ができる」34項目(55%)だった。第2回目の調査は、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、調査を一時中止し、6月20日に郵送して現在回収中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年1月より、世界中で猛威にふるった新型コロナウイルス感染拡大でパンディミックに至った。当初は、ケアミックス病院の理事長、院長、看護部長、事務長にデルファイ法における郵送調査を3回計画していた。1回は終了したが、2回目・3回目は郵送できない状況になった。緊急事態宣言が解除され、やっと2020年6月末より調査を再開した。現在、まだ新型コロナウイルス感染の影響もあり、臨床現場では混乱している。そのため、調査用紙(回答)の返信も滞る状態となっている。新型ウイルス感染拡大に伴い、研究も直撃している状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年7月末までにデルファイ法における調査を3回終了する。その後、デルファイ法より抽出した教育項目と到達度を検討し、ケアミックス病院の看護管理における教育プログラムを作成する。8月30日、ケアミックス病院の副部長(または新人看護部長)30名に教育プログラムを実施し、プログラムを再度検討する。12月までに「教育プログラム」を明らかにし、マニュアル作成し、協力していただいた病院に配布する予定である。
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Causes of Carryover |
2020年8月に教育プログラムの効果判定のために研修を行う。さらにマニュアルを作成する予定である。研修およびマニュアル作成に費用を使う予定である。
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