2018 Fiscal Year Research-status Report
災害初動における臨床看護師のコンピテンシー開発及びオンライン学修支援環境の構築
Project/Area Number |
17K12198
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Research Institution | Kio University |
Principal Investigator |
堀内 美由紀 畿央大学, 健康科学部, 教授 (60453148)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松葉 龍一 熊本大学, 教授システム学研究センター, 准教授 (40336227)
宮崎 誠 畿央大学, 教育学部, 特任助教 (60613065)
長岡 千香子 熊本大学, 教授システム学研究センター, 特定事業研究員 (90749839)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 災害看護コンピテンシー開発 / インストラクショナルデザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
「計画1]災害初動に焦点をあてた応急対応に求められる看護師コンピテンシーの開発:①29年度の成果物(先行研究より災害発生時の応急対応「初動」に焦点をあてたコンピテンシーのプロトタイプを策定し,有識者の意見を受け妥当性を検討)を基に,テーマを絞ったフォーカスグループインタビューとWEBアンケートを実施した。それらから得たデータを看護師経験年数や役職の有無とコンピテンシーの現状の関係を分析することで,役割や平時の看護に紐づいたコンピテンシーを抽出するに至った。[計画2]学修支援及び,知見の蓄積と共有のためのオンライン学修支援環境の構築:オープンソースの教育支援システムを用いた学修者同士の学びを共有する環境「学習コミュニティ」を設計,計画1.で 抽出されたコンピテンシーを到達目標とするプログラムの試用版の準備を行った。[計画3]オンライン学修コンテンツの設計と開発:2種類の教材と評価のためのテストを開発,配置した。内容およびデザインはさらに検討中。[計画4]知見共有,適切かつより良い災害初動看護活動実践のためのコミュニティ形成と情報提供:研究協力病院大学の確保はできたが,組織として本研究で開発するシステムを導入するには,解決できていない課題があり,県看護協会のHPから学修支援システムに入ることができる方向へ修正,その準備を進めている。 全体の評価:コンピテンシーの開発には教育工学的視点に基づいて作業を進めた。計画時よりも多くの時間を割いているが,3月末に日本教授システム学会でその手法を発表し,ポスター賞を受賞した。最も関心を集めたところもコンピテンシー開発の手法と実際の手順であり,適切な方法で研究が進められていることを確認できたとともに,この手法は,初動や施設勤務看護師のための教育に留まらない学修支援の支援になる可能性を示したものと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コンピテンシーに紐づく教材の検討に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
システムの実装,試用,評価,修正を行う 使用マニュアルの作成
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Causes of Carryover |
教材開発部門の動画撮影が次年度になったことで、その作業で発生する予定の謝金の支払いが次年度となった。
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Research Products
(1 results)