2017 Fiscal Year Research-status Report
C型肝炎と診断された患者の療養生活における看護師に求められる支援
Project/Area Number |
17K12217
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Research Institution | 湘南医療大学 |
Principal Investigator |
金嶋 祐加 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 講師 (80513986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 節子 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80290047)
斉藤 聡 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (00275041)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | C型肝炎 / インターフェロン / ニード / 看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
C型肝炎と診断されてから治療を受け療養生活を送る中で患者のもつニードについて明らかにすることを目的とし調査を行っている。対象はC型肝炎と診断されインターフェロン療法あるいはインターフェロンフリー療法を受けた患者30名を予定している。調査施設は肝炎治療の専門医がいる消化器内科病棟もしくは外来とする。面接調査はC型肝炎と診断された患者が治療開始の意思決定をし、治療を受け、療養生活を送る中でどのようなニードがあるのか、必要と思ったきっかけ、その時の思いについてインタビューガイドを作成し、半構成的面接法を用いて行う。得られたデータを逐語録にし、文脈に沿って段落に分け、さらに了解可能な最小単位の意味のまとまりで区切りコード化を行う。コード化したデータを意味の類似したものに分類した後、統合しサブカテゴリーさらにカテゴリーを抽出する。また、分析の妥当性を確保するため、研究者間でコード化やカテゴリーの内容を同意が得られるまで検討する。調査依頼については、研究対象施設の看護部長に研究協力を依頼し、協力の得られた病棟及び外来の師長、主治医に研究の目的や方法について説明し内諾を得る。対象者に対し、病棟あるいは外来にて研究者が対象者に研究の目的や方法、研究参加の自由等について説明し、同意を得る。同意の得られた患者と面接日程を決定し面接を行う。現在、調査中であるが、対象の確保などの関係から調査施設を増やすことを検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査の準備及び対象の確保に時間を要しており、予定していた調査の進行より遅れているため。また、対象の確保と分析結果の比較を行うために、別の施設での調査も検討しており調整を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
研究分担者と調整し対象の確保、新たな施設の開拓を行い、面接調査を進めていく。面接調査と同時並行で分析を進め、予定期間に調査を終了できるよう進めていく。
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Causes of Carryover |
対象の確保等により調査の進行が遅れていること、使用する物品にかける費用を節約したことなどから予定より使用額が少ない状況である。今後、調査を進める中で分析にかかる人件費や、調査・結果の公表などで適切に使用していく。
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