2018 Fiscal Year Research-status Report
ICU入室中の気管挿管患者における主観的な睡眠評価と睡眠促進支援プログラムの開発
Project/Area Number |
17K12224
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
村田 洋章 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 准教授 (10581150)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ICU / 睡眠 / 日本語版睡眠調査票 / RCSQ / J-RCSQ / 睡眠環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
米国で重症患者を対象に、信頼性・妥当性を睡眠ポリグラフ検査(睡眠診断のゴールドスタンダード)により評価された日本語版睡眠調査票を提示することで、看護師を含む医療者が、睡眠状況を今後、容易に把握・共有することができ快眠を促す手がかりとなりうると考え本研究を遂行している。 現在本研究では、下記2つを用いICU在室している患者の睡眠状況を把握した。 1)原著者より使用許諾を取得後に、逆翻訳法を用い作成したThe Richards-Campbell Sleep Questionnaire (RCSQ)の日本語版(J-RCSQ)で睡眠状況を把握 2)上述1)の同一対象者へ睡眠ポリグラフ検査を用い睡眠状況を把握
2018年度は、これらのデータを分析し本結果の一部を論文投稿。既に2つの論文がアクセプトされた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね、当初の予定通り進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、検証した日本語版睡眠調査票の日本におけるベンチマークを提示すべく、対象者を拡大した上でデータ収集を継続し、分析・解析した後に随時、公表していく。 ベンチマークに提示に関しては、様々な患者層別に行うことを予定している。 さらに、対象者の拡大に関しては、データ収集施設の拡大も含め検討し、推進していく予定である。
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Causes of Carryover |
当該年度では、「原著論文の作成および投稿を優先」させたため「海外での学会発表」や諸外国の研究協力者との打ち合わせを控えた。 次年度は、データ量も膨大となってきているため、本年度予定していた「PCを購入」するとともに、「研究結果を積極的に海外発信」及び「研究協力者とのdiscussion」のための費用として本年度繰り越し研究費を使用予定としている。
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