2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development and evaluation of effectiveness of outcome evaluation indicators for nursing care in preoperative outpatient clinics
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17K12233
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Research Institution | Toyohashi Sozo University |
Principal Investigator |
中村 裕美 豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (60381464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 節子 豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (20341547) [Withdrawn]
坂本 文子 健康科学大学, 看護学部, 教授 (40324214)
水澤 久恵 新潟薬科大学, 健康・自立総合研究機構, 研究員 (20433196)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 手術看護 / 周術期看護 / 術前外来 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、術前外来で患者に提供している看護ケアおよびアウトカム評価指標を定量 的および定性的に調査した。201施設の術前外来の看護責任者を対象とし、施設属性7項目、研究対象者属性7項目、看護実践36項目、アウトカム評価指標11項目および自由記載の自記式質問紙調査を実施した。データは単純集計、および属性間比較をMann-WhitneyのU検定にて行った。欠損値がない50人(有効回答率25%)を分析対象とした。手術室看護師経験あり群と経験なし群の看護実践を比較した結果、「患者のアレルギーの有無の聴取」および、「麻酔に関する疑問への回答」の2項目が、経験あり群が経験なし群より有意に実施頻度が高かった(p<0.05)。それ以外の項目と術前外来のアウトカム評価に有意差はみられなかった。手術看護の経験を持つ看護師が術前外来を担当することは、周術期の医療安全や患者の不安の緩和に有用であることが示唆された。 また、術前外来における看護実践として【リスクアセスメント】、【術前指導】、【心理的支援】、【他部署・他職種への支援要請】の4カテゴリーが、アウトカム評価指標として【術前外来の稼働率】、【手術室・病棟ベッドの稼働率】、【有害事象の発生件数や発生率】、【紹介件数】【定量的・定性的な指導の成果】、【術前外来の患者満足度】の6カテゴリーが自由記載から抽出された。多職種連携のもとに経済的側面や医療安全の効果を示すことが、術前外来の開設の必要性の認識の向上、ならびに様々な専門職の人員確保の根拠となると考える。
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Research Products
(3 results)