2018 Fiscal Year Research-status Report
SLE女性患者のBFの獲得を促進するアピアランスケアプログラムの構築
Project/Area Number |
17K12235
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
カルデナス 暁東 大阪医科大学, 看護学部, 准教授 (80434926)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | SLE / アピアランスケア / メイクセラピー / 有益性の発見 / 女性患者 / 生活 / 慢性疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究協力者である医師との連携を図り、現在対象者数を増やし研究を進めている。統計分析を行うためより多くの対象者を必要となるが、現在、研究プログラムを終了した対象者の介入前後の気分評価尺度POMSや有益性の発見尺度BFS、生活の質評価尺度SF8等の各種尺度のスコアに改善がみられている。 また、メイクセラピーを受けたことで、対象者らがステロイド剤の副作用による生じた外見上の悩みを解決あるいは軽減されたことから、日常生活の中で療養への前向きの発言も聞かれている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本務の関係で、対象者のリクルートはやや遅れぎみであったが、現在、順調に対象者数を増やしている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに終了した対象者のデータを整理し分析を行う。研究の途中成果として学会等で発信し、他の研究者との意見交換を行う。他の協力施設があれば、研究フィールドを拡大することも検討する。
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Causes of Carryover |
国内学会(日本看護研究学会等)や国際学会(WANS等)等で研究成果を発信することともに、研究プログラムの中、特に岩井式メイクセラピーを通して、患者の「なりたい自己像」を表現するメイクアップ方法をより患者に分かりやすくするための、媒体資料を開発する予定。そのため、学会参加費と交通費、媒体開発関連の人件費等が発生する。また、研究対象者数をさらに増やし、データを収集するため、メイクセラピー関連用品や対象者への謝礼等が発生する。 上記の内容は次年度使用額の理由となる。
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