2020 Fiscal Year Research-status Report
エンド・オブ・ライフにおける浮腫のある患者の症状緩和を目指したガイドラインの開発
Project/Area Number |
17K12263
|
Research Institution | The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing |
Principal Investigator |
大西 ゆかり 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 准教授 (60633609)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
庄司 麻美 高知県立大学, 看護学部, 助教 (00737637)
藤田 佐和 高知県立大学, 看護学部, 教授 (80199322)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | エンド・オブ・ライフ / 浮腫 / 緩和ケア / 症状マネジメント / アセスメントツール |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、エンド・オブ・ライフにおける浮腫のある患者に関する、①文献検討および質問紙調査より、浮腫に対するケアの現状と課題を明らかにし、②エンド・オブ・ライフにおける浮腫をアセスメントするためのアセスメントツールと、ケアの方向性を示したガイドライン(案)を作成し、③アセスメントツールとガイドライン(案)を洗練化するために、浮腫のケアに精通する学術専門家およびケア実践者にインタビューを行い、④インタビューの結果を基に、エンド・オブ・ライフにおける浮腫のアセスメントツールとガイドラインを開発することである。 令和2年度は、エンド・オブ・ライフにおける浮腫をアセスメントするためのアセスメントツールの構成要素と、ケアの方向性を示したガイドライン(案)の骨子を検討後、アセスメントツールとガイドライン原案の作成を予定していたが、研究代表者の所属変更に加え、COVID-19の影響によりオンライン授業の準備や学内実習への変更に伴う業務等で、研究のための時間を確保することができなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和2年度に研究代表者の所属が変更となった。それに加えてCOVID-19の影響により、オンライン授業への対応や学内実習への変更に伴う業務等で、研究のための時間を確保することができなかったため、本課題研究を進めることができていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年度もCOVID-19の感染拡大により医療現場は厳しい状況にあるため、臨床の看護師から研究協力を得ることが難しい状況にある。当初の研究計画を修正し、エンド・オブ・ライフにおける浮腫をアセスメントするためのアセスメントツールとガイドライン作成までとし、その検証は新たな研究計画とする。 研究のための時間を確保し、計画的に研究を進める。
|
Causes of Carryover |
令和2年度は新型コロナの感染により、オンライン授業の導入や学内実習の企画・実施などで研究課題の実施に必要な時間を確保することができなかった。また、学会がオンラインでの開催になるなど、学会への参加そのものができなかった。そのため、研究費を令和3年度に繰り越さずを得ない状況である。 広島県では5月に緊急事態宣言が適用となり、医療現場は逼迫している状況にある。このような状況下で、臨床現場の研究協力を得ることが難しい。今後の感染状況を見ながら、臨床現場への研究協力については検討する予定である。現時点で実施可能な研究計画に修正のうえ、研究課題に取り組む所存である。研究費の使用計画については、研究の実施に必要な時間を確保するために、必要に応じてバイアウト制度を活用しようと考えている。大学院生のアルバイトを雇用し、資料の整理や印刷など作業を依頼する予定である。
|