2020 Fiscal Year Research-status Report
慢性呼吸器疾患患者のアドバンスケアプランニングを実現する看護支援プログラムの開発
Project/Area Number |
17K12264
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
樋野 恵子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (30550892)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 きよ子 順天堂大学, 医療看護学部, 名誉教授 (50212361)
高谷 真由美 順天堂大学, 医療看護学部, 先任准教授 (30269378)
鵜澤 久美子 (桑江久美子) 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (50635167)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 慢性呼吸器疾患患者 / エンドオブライフ / アドバンスケアプランニング / 看護支援プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、わが国における慢性呼吸器疾患患者に特化した、アドバンスケアプランニングを実現するための、看護支援プログラムを開発することを目的とする。 2020年度は、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会他より2021年度刊行予定の『呼吸器疾患患者のセルフマネジメント支援マニュアル』において、エンド・オブ・ライフに関するアドバンスケアプランニングについて、過去3年間の研究成果を集約して原稿を執筆した。 今後の計画としては、社会情勢により実施できなかった患者・看護師へのインタビュー調査を次年度に行う。慢性呼吸器疾患を持つ人におけるアドバンスケアプランニングの現状と課題を明らかにした上で、わが国に即した看護支援プログラムの作成へと発展させていこうと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
これまでの研究成果を集約し、慢性呼吸器疾患を持つ人のエンドオブライフにおけるアドバンスケアプランニングについて、原稿執筆を通して統合できたことは、研究遂行において大変有意義であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い患者・看護師へのインタビュー調査が実施できず、看護支援プログラムの完成には至らなかった。次年度も継続して取り組んでいく。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策として、まずは実施できていないインタビュー調査を行う。社会情勢を鑑み、安全に実施できる方法を再検討する。実施したインタビュー結果を元に、看護支援プログラムを作成する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、患者・看護師へのインタビュー調査が計画通りに実施できず、謝礼・交通費等の支出がなかった。また、参加を予定していた学術集会がすべて遠隔開催となったため、旅費等の支出が不要となった。 研究期間を1年間延長していただいたため、今年度実施できなかった計画を実行し、成果へと繋いでいく。
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