2020 Fiscal Year Research-status Report
出産後1年間の睡眠覚醒リズムと夫婦のメンタルヘルスに関する縦断研究
Project/Area Number |
17K12283
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
安積 陽子 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (40336847)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 睡眠 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は妊娠期から出産後までの1年間における夫婦の睡眠パターンの変化と精神的健康について、縦断的に調査し、その特徴や睡眠に変調を起こす心理的・社会的要因を明らかにすることである。昨年までの研究遂行における課題として、夫婦にアクチグラフによる睡眠調査を縦断的に実施する難しさであった。対策として、質問尺度による調査方法を検討し、昨年は妊婦に対する横断的な質問紙調査を実施した。 2020年度は、2019年度に実施した調査内容を整理し、学会発表するなどの成果を上げることはできた。さらに、質問紙による縦断調査として改めて研究計画案を作成した。研究方法を主として既存の質問紙尺度と睡眠日誌に変更し、アウトカムは睡眠障害の有無、睡眠リズム、メンタルヘルスとした。対象者数の変更はせず、少なくとも3時点で調査を実施する計画とした。しかし、COVID-19禍における医療体制状況の影響を受け、病産院に調査協力依頼をすることができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19対策のもとで、病産院から研究協力を得ることができず、対象者対象者に調査協力を依頼することができなかった。そのため、データ収集が開始できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
ICTを利用した研究協力方法を検討し、縦断的な睡眠調査の実現を目指す。また、本研究においては妊婦のパートナーも研究対象であるが、夫婦単位で研究協力依頼が困難な状況にある。サンプルサイズの検討については、分析方法を質的に行うことも視野に入れ、データ収集内容の見直しが必要である。
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Causes of Carryover |
今年度は、COVID-19の影響を受けて、データ収集が進まなかった。そのため、データ収集にかかる費用の執行ができなかった。さらに、学会発表においても海外渡航が制限されたため、旅費の執行も叶わなかった。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Daytime nap and nighttime breastfeeding are associated with toddlers' nighttime sleep2021
Author(s)
Nakagawa M, Ohta H, Shimabukuro R, Asaka Y, Nakazawa T, Oishi Y, Hirata M, Ando A, Ikeda T, Yoshimura Y, Mitani Y, Kaneshi Y, Morioka K, Fukutomi R, Kobayashi K, Ozawa M, Takeshima M, Mishima K, Kikuchi M, Cho K , Yoda H, Kusakawa I
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Journal Title
Sci Rep
Volume: 11
Pages: 3028
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] 胎児・新生児・乳児の睡眠発達と環境調整2020
Author(s)
太田英伸,今西彩, 藤原大, 有光威志, 中川真智子, 大石芳久, 豊島勝昭, 長和俊, 安積陽子, 伊藤結生, 竹島正浩, 三島和夫
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Journal Title
with NEO
Volume: 33
Pages: 672-682
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