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2018 Fiscal Year Research-status Report

子ども虐待予防に向けて父親のコンピテンシーに着目した育児支援プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 17K12299
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

関 美雪  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40299847)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 玲子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00255960)
上原 美子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10708473)
服部 真理子  武蔵野大学, 看護学部, 准教授 (50336492)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords父親 / 自己効力感 / レジリエンス / 首尾一貫感覚 / コンピテンシー / 家族看護
Outline of Annual Research Achievements

本研究では父親の育児に関連するコンピテンシー明らかにすることを目的とし、育児支援プログラム開発のための基礎資料とする。育児という課題遂行にとって重要な要因と考えられている子育ての自信やストレス対処能力に関して、「自己効力感」、「首尾一貫感覚」、「精神的回復力」で測定し、それらの関連及び属性との関連について検討した。4か月までの乳児を持つ父親を対象とした調査を行い記載漏れのない186通を分析した。その結果、「自己効力感」、「首尾一貫感覚」、「精神的回復力」のいずれもp<.001で高い相関関係がみられた。属性との関連では、自己効力感と関連がある属性として、「職場の上司や同僚に子育ての話ができる」、「子どものことを気軽に話せる人がいる」、「パートナーの話をよく聞く」にあてはまる群に有意に高く、「子育てに困難を感じる」にあてはまる群は有意に低い結果となった。さらに、首尾一貫感覚については、「子育ての理解がある職場である」にあてはまる群に有意に高く、「子育てに困難を感じる」にあてはまる群に有意に低い結果となった。さらに、精神的回復力については、「独居経験」がある群に有意に高く、「子育てに困難を感じる」あてはまる群に有意に低い結果となった。いずれの尺度も「子育ての困難感」との関連が示され、育児という課題遂行を行うにあたり重要な概念が確認できた。質問紙の回収途上であるため、下位尺度の関連についても検討し、これらの能力を高めるための育児支援プログラムについて実施する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

初年度のプレテスト結果から、自治体の担当者とともに質問項目について検討した。作成された質問紙を用いて調査を実施した。現在回収途上であるためすべての結果について分析できていないが、父親のコンピテンシーとして介入可能な自己効力感を高める育児支援プロクラムを検討する見込みができている。

Strategy for Future Research Activity

調査自治体の担当者とともに、プログラムの検討を行い、4か月までの乳児のいる父親を対象とした教育介入を実施し、対照群と比較検討を行う。一方、「子育ての困難感」について、具体的な内容を明らかにしていく必要性が示されたため、今後検討する。

Causes of Carryover

質問紙の回収途上であるため、英論文投稿に使用するための翻訳手数料及び投稿料が未使用となった。調査終了次第、論文を執筆し投稿のために使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 4か月までの乳児を持つ父親の自己効力感と関連する要因についての検討2019

    • Author(s)
      関美雪
    • Organizer
      日本小児保健協会学術集会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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