2018 Fiscal Year Research-status Report
後期早産児と母親への母乳育児支援に関するスタッフ教育プログラムの開発
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17K12302
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
佐藤 いずみ 横浜市立大学, 医学部, 助教 (70735977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 幸代 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10439515)
井村 真澄 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (30407621)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 早産児 / 母乳育児 / 後期早産児 / スタッフ教育 / 教育プログラム / プログラム開発 / 後期早産児 / 母乳育児支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
後期早産児を持つ母親に母乳育児支援を行う看護者への教育プログラムの開発を行った。看護師、助産師を対象にリクルートを行い69名の応募が見られた。研究対象者69名に対して介入群と対照群の2群を作るためコンピューターソフトを用いて作成した表により振り分けを行った。最終的にランダム化比較試験の対象となったのは、介入群32名、対照群31名の計63名である。 プログラムの介入効果について2群間に有意な差は認められなかった。しかし、介入群において有意な介入効果が認められた。 2群間の得点の差から、対照群に実施したプログラムの内容が、アウトカム指標に影響を与え、2群間に有意な差が認められなかった可能性が考えられた。そのため開発したプログラムは、LPIsを持つ母親に母乳育児支援を行う看護者の母乳育児支援に対する自己効力感、看護の社会的スキル、LPIsと母親に母乳育児支援を行うために必要な知識・技術を高める可能性があることが示唆された。 以上のようにメインアウトカムについて結果のまとめ、さらにサブ解析を行い、分析結果を総合的に検討しい考察内容の検討及び今後のプログラムの修正及び活用の実現性について検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初、予定していた研究計画の通り研究を行うことができているため
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Strategy for Future Research Activity |
今後の方策を以下の通りとする 結果公表については周産期関連または新生児医療関連学会における学術集会において結果の発表を行う。また、同様の学術誌に論文投稿を行う。投稿後はホームページに結果を公表し一般(医療従事者、育児関連企業、子育て中の母親等)への結果公開を目指す。プログラム内容の修正については対照群のプログラムがアウトカム指標に影響を与えており効果検証ができなかった。その為、対照群への介入方法を検討するとともに介入群に対するプログラム内容の洗練を行う。開発したプログラムを用いて学習会の実施を行う。プログラムの効果検証には至らなかったが介入群のプログラムはアウトカム指標3つの得点を有意に高めたいた。その為、看護者を対象に学習会を行いプログラムの活用による介入を行う
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Causes of Carryover |
プログラムを実施する会場費として予定していた金額が不足することが予測されたため、会場費のかからない会場でプログラムを実施した。その為、プログラムの実施方法に変更が生じ、残金が生じた。すでにプログラムの実施は終了しているため、残金については、結果公表のための資金として用いる。具体的には、論文投稿(ネイティブチェック)、ホームページの更新、報告書作成などである。
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Research Products
(1 results)