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2018 Fiscal Year Research-status Report

家族の再構築を促す育児期支援プランの検討

Research Project

Project/Area Number 17K12304
Research InstitutionNagoya University of Arts and Sciences

Principal Investigator

清水 嘉子  名古屋学芸大学, 看護学部, 教授 (80295550)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords家族 / 育児 / 支援 / プラン / 夫婦ペアレンティング
Outline of Annual Research Achievements

本研究の第一次調査は夫婦ペアレンティングの実態と影響要因の分析を進めるための量的な調査を行った。その結果明らかにされた研究の結果の概要を以下に記載する。①子育ての話し合いは8割が行われ、出産後が最も多かった。批判に対する妻の受け止めでは【夫に批判されて落ち込む】【夫から批判されて攻撃的な気分になる】【夫の批判から自身を見直す】【夫から批判されていることに感謝している】 であった。夫からの批判の背景は、【自分の性格がそうさせている】【夫の性格がそうさせている】【夫はその時の気持ちをぶつけているだけ】【 夫は父親としての威厳を示したい】【夫には理想の子育てがある】【育った環境が違う】【夫婦のコミュニケーションのずれ】【夫には様々な不満がある】と受け止めていた。一方、夫の受け止めでは【妻に批判されて落ち込む】【 妻から批判されて内心怒りを感じる】【妻から批判されても気にしない】【妻の批判から自身を見直す】【妻の意見を尊重するしかない】であった。妻からの批判の背景は、【自分の性格がそうさせている】【 妻の性格がそうさせている】【妻はその時の気持ちをぶつけているだけ】【育児観の違いがある】【妻には子育てへの考えがある】【育った環境が違う】【育児のやり方が変わってきた】【妻は育児・家事への自分に対する不満がある】【妻は夫である自分に不満がある】と受け止めていた。夫婦の育児への批判をめぐって、その違いや特徴が明らかになった。②促進行動と抑制行動の4パターンの比較において、促進行動が高く批判行動が低いパターンで、母親では、‘夫への感謝(育児幸福感)’が高く、‘育児不安(育児ストレス)’‘夫の支援のなさ(育児ストレス)’が低かった。父親では加えて‘育児の喜び(育児幸福感)’が高く、‘心身的疲労’が低いことから4パターンで最も良好な心理状態が示された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究の取り掛かりは、所属大学の変更により1年間スタートが遅れていたが、2018年度に精力的に進めた。倫理委員会の審査は新らしい所属機関で行い調査の実施とデータの分析と論文作成を行った。

Strategy for Future Research Activity

2019年度は、一時調査に協力いただいたケースから聞き取り調査への協力の意志を示しているケースの一部への聞き取り調査を行う予定である。
聞き取りへの協力の意志を示しているケースの回答を見直し、夫婦ペアレンティングがうまくいっていないケースとうまくいっているケースを明らかにする。そのうえで、まず夫婦ペアレンティングの調整がうまくいっていないカップルに聞き取りを行っていく。
聞き取りのデータは録音しテープを起こしたのちに分析に入る。
一つはカップル毎の分析を行うとともに、夫と妻のそれぞれに分析をしてその特徴を明らかにしていく。

Causes of Carryover

二次調査である聞き取りが行われていない。そのため、2019年度は、交通費、聞き取りのデータ入力、謝礼など必要となる。また、国際学会、国内の学会で発表予定である。このため、交通費、宿泊費、学会参加費等必要となる。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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