2019 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K12304
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Research Institution | Nagoya University of Arts and Sciences |
Principal Investigator |
清水 嘉子 名古屋学芸大学, 看護学部, 教授 (80295550)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 家族 / 育児 / 支援 / プラン / 夫婦ペアレンティング |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は一昨年度実施した量の質問紙調査に加えて、質問紙調査で同意の得られた25名を対象に聞き取り調査を行った。それらの結果を論文にまとめ2編の学会誌に投稿し2020年に掲載が決定している。 調査対象はA県内に在住する、3歳から4歳の子どもをもつ母親と父親計1062人に調査用紙を配布した。3歳までの縦断研究から母親の育児への自信が、子どもの成長とともに減少し、夫への相談がなされていないほど自信がないこと(桜井・大谷,1997)が明らかとなっている。この研究で対象とした3歳以降4歳までの子どもをもつ親を対象として、この時期の子育てをしている夫婦のコペアレンティングを明らかにする。 2018年7月に行われたA県内の保育園、幼稚園、子育て支援センターを通じて行ったアンケート調査において、訪問による聞き取り調査への協力の意志を確認するため、調査用紙の返送時に協力の意志のある方に連絡先(住所)の明記を依頼した。後日、その連絡先に調査の趣旨や方法について明記した資料を郵送し、返送により協力の意志と連絡先(電話)の明記を依頼した。後日、電話またはSNSで連絡を取り、訪問の具体的な日時や場所の調整をした。 調査対象は、A県内に在住する、3歳から4歳の子どもをもつ母親と父親。今回は、25名の内ご夫婦で協力いただいた7組14名を分析の対象とした。 これらの結果より夫婦ペアレンティングの促進と批判の4つのグループの実体と特徴について明らかにするとともに、夫婦のお互いの批判をめぐって受け止めの特徴など自由記述より明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
やっと計画にあるところまで研究を進めることができた。調査結果から得られた知見を2本の論文を作成進行中となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究をスタートした1年の遅れは何とかその後進めることができているが、今後夫婦ペアレンティング調整尺度の開発を計画に加え研究を推進していきたい。そのため翌年度まで科研費による研究を延長したいと考えている。 今後、聞き取りで集められた語りの項目を尺度開発の質問項目として精査し2回の量的な調査を行い、因子分析による尺度開発を進めたいと考えている。これは、夫婦ペアレンティングの介入を弥子なった際に評価する指標となると考えている。
加えて重回帰分析による促進と批判の影響要因や、聞き取り調査から明らかにされた夫婦関係や夫婦ペアレンティングについて論文にまとめる課題がある。
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Causes of Carryover |
今後夫婦ペアレンティング調整尺度の開発を計画に加え研究を推進していきたい。そのため翌年度まで科研費による研究を延長したいと考えている。 今後、聞き取りで集められた語りの項目を尺度開発の質問項目として精査し2回の量的な調査を行い、因子分析による尺度開発を進めたいと考えている。これは、夫婦ペアレンティングの介入を弥子なった際に評価する指標となると考えている。
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Research Products
(3 results)