2018 Fiscal Year Research-status Report
ベビーマッサージが産後うつ傾向に与える影響―予防と直接的支援の検討―
Project/Area Number |
17K12308
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
伊藤 良子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 講師 (70594430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠置 恵子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (30101471)
日高 陵好 県立広島大学, 公私立大学の部局等(三原キャンパス), 教授 (90348095)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ベビーマッサージ / 産後うつ / ボンディング障害 / 周産期うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
ベビーマッサージが及ぼす影響を「母親の産後うつ症状」だけではなく、同様に児への否定的感情を抱く「ボンディング(愛着)障害」も追加した。 産後うつ・ボンディング障害と考えられる要因(ネガティブライフイベント・児への愛着・夫婦関係満足度・DVスコア)との関係を明らかにし、ベビーマッサージの実施による影響を調査する。調査について質問紙を作成し、倫理委員会の承認を得ることができた。現在、調査対象者に同意を得るための協力施設との調整を行っており、調査を開始する予定である。また、ベビーマッサージ実施群の対象者を確保するため、教室を開催する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査対象を産後うつのみでなく、ボンディング障害も含めたこと。原因・要因の調査に用いる尺度についての使用許可を得るための連絡調整をおこなっていたこと。 調査地区および自身が豪雨災害にあい、復旧後もすぐに研究に取りかかれなかったことが理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
妊娠期から産後6か月までの継続して質問紙調査の実施し、データ入力を行う。ベビーマッサージ教室を案内し、教室を開催する。教室参加者の中からインタビューの協力者を募集し、ベビーマッサージ体験の質的調査を実施し、データを分析する。
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Causes of Carryover |
アンケート調査、ベビーマッサージ教室を実施し、謝金やアロマオイルを購入予定であったが、倫理審査結果が出ていなかったので実施することができなかった。
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