2019 Fiscal Year Research-status Report
更年期女性の健康セルフケア支援アプリケーションの開発
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17K12319
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Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
藤本 薫 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (10310476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 真理 順天堂大学, 医療看護学研究科, 特任教授 (20216758)
宮内 清子 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (40459649)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 更年期女性 / セルフケア / 健康関連アプリ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、更年期女性における健康関連のアプリケーション及びウェアラブル端末の利用状況と生活習慣、健康状態を明らかにし、更年期女性のセルフケア支援アプリケーションを開発することである。そのために、①更年期女性における健康関連のアプリケーション及びウェアラブル端末の利用状況とニーズ、生活習慣及び健康状態との関連を明らかにする。②更年期女性の健康セルフケア支援アプリケーションの開発、を行う予定である。 今年度は、更年期女性が使いやすく、健康に役立つアプリ作成のために『更年期女性が求める健康アプリ』について、更年期女性へのフォーカスグ ループインタビューした内容を分析した。科学研究費助成事業基盤C「更年期女性の健康促進に向けたセルフコーチングプログラム構築に関する研究」(平成 25 年度 ~平成 28 年度<29 年度延長>)参加者 74名に対して、調査報告書に本研究の依頼書を同封し郵送した。5名より協力の返信が得られ、グループインタビューを実施した。インタビュー内容は、更年期女性のための健康アプリについて、希望するコンテンツや利用しや すいシステムの在り方について行った。インタビューからは、「同じ関心をもつ人同士のつながりがもてること」「共感や癒しが受けられること」「ゲーム性のある記録の工夫」「日常に役立つ情報を簡便に得たり、共有したりできること」などが得られた。これらの内容をふまえ、現在、②更年期女性の健康セルフケア支援アプリケーションの開発に向け、コンテンツの準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
アプリを作成する予算の限界もあり、プログラムとコンテンツ内容の構成、コンテンツの準備に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、アプリのプログラムとコンテンツ内容の構成、コンテンツの準備をすすめ、2020年度はアプリを使用した介入調査を開始できるように進める予定である。
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Causes of Carryover |
2019年度は、国際学会参加費やモナッシュ大学で行われていたウィメンズヘルスリサーチに関する研修に参加した。この研修ではアプリ開発と評価について世界的な動向や具体的な事例、複雑介入研究の方法などを学ぶことができた。研修参加費用(旅費や宿泊費は除く)を研究費より使用したため、次年度使用額が発生した。
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Research Products
(3 results)