2020 Fiscal Year Research-status Report
更年期女性の健康セルフケア支援アプリケーションの開発
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17K12319
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Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
藤本 薫 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (10310476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 真理 順天堂大学, 医療看護学研究科, 特任教授 (20216758)
宮内 清子 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (40459649)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 更年期女性 / 健康行動 / アプリケーション / 行動変容 / セルフケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、更年期女性における健康関連のアプリケーション及びウェアラブル端末の利用状況と生活習慣、健康状態を明らかにし、更年期女性のセルフケア支援アプリケーション(以下アプリ)を開発することである。そのために、①更年期女性における健康関連のアプリ及びウェアラブル端末の利用状況とニーズ、生活習慣及び健康状態との関連を明らかにする。②更年期女性の健康セルフケア支援アプリの開発を行う予定である。 2020年度は情報収集として、すでに運用されている「Webアプリ」と「ネイティブアプリ」について、健康に関するアプリを概観した。歩数に合わせてポイントが加算されていくアプリ、月経および日々の体調が記録できるなどカレンダー機能が充実したアプリ、食事の記録やカロリー計算が簡単にできる食事管理アプリ、生活習慣病手帳アプリなど様々な種類のアプリが運用されている。総務省「通信利用動向調査(2019年)」によると、更年期世代(40~60才)のインタネット利用率は97%以上、特に50~69歳におけるスマートフォン利用率79.3%、パソコン利用率63.9%と利用率が伸びている。また、厚生労働省においても健康分野におけるICT化としてパーソナル・ヘルス・レコード利活用の推進がはかられている。アプリは今後さらに健康管理ツールの一つとして開発され、幅広い年齢層の人々の健康維持・促進のために活用されていくことが予測される。活用頻度の高いアプリを参考にしながら、更年期女性が利用しやすく、かつ健康管理に役立つアプリ作成が必要である。そのために現在、アプリ制作会社の検討しながら、アプリのデザインや設計フェーズの検討中である。更年期女性のセルフケアに役立つ情報提供と共に、目標設定とセルフモニタリングなど継続可能な方法を検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
アプリケーション作成に要する予算調整のため、アプリケーション制作会社の選定や設計に時間を要した。またCOVID-19蔓延により予定した予備調査ができなくなったことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
アプリ作成を進め、予備調査を実施する。予備調査の結果をもとにアプリの内容を再検討し、アプリの評価を行う。
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Causes of Carryover |
2020年度はCOVID-19蔓延の影響を受け、予定していた予備調査が実施できなかったため、未使用額が発生した。
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