2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research on spread of a service system for childrearing support information to fathers from multiple angles
Project/Area Number |
17K12328
|
Research Institution | Senri Kinran University |
Principal Investigator |
上山 直美 千里金蘭大学, 看護学部, 准教授 (00449886)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 祐子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (10535800)
子安 恵子 神戸大学, 保健学研究科, 研究員 (80405365)
中馬 成子 大阪青山大学, 健康科学部, 教授 (80253920)
堀 陽子 宝塚大学, 看護学部, 助教 (40751459) [Withdrawn]
丸上 輝剛 和洋女子大学, 看護学部, 講師 (40760012)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 父親 / 育児 / 育児参加 / 教育プログラム / 実践 / 地域連携 / 育児知識 / 育児情報 |
Outline of Annual Research Achievements |
未就学児の父親の育児加を促す目的で、教育プログラムの実践と育児情報の配信を行った。教育プログラムは、育児の世話技術に焦点をあてたテーマ(父親の育児参加の動機づけ、食事に関する世話、生活リズムに合わせた世話、コミュニケーション、病気・ケガの時の世話、コロナ感染予防、フォローアップ)で1年7回で1クールとした。テーマに適った講師を選定しながら(看護師、助産師、管理栄養士、理学療法士)、2022年9月~2023年2月まで月1回間隔で「お父さんに役立つ育児セミナー」として実践した。この教育プログラムは父親仲間をつくる目的も掲げ、北区子育てプラザ(大阪市北区)、クレオ大阪子育て館と連携して、地域での実践を重視した。 令和4年度の応募者は0歳児の父親12人であった(コロナ禍で募集の制限)。対象は父親としたがセミナーへは父親、父子、父母子という様に自由な参加形態にし、調理やベビーマッサージ、運動エクササイズなどの演習も組み込み、父親が楽しく育児技術、育児知識、育児情報を取り入れられるように教授方法を工夫した。また、ディスカッションを組み入れて自由に意見を述べられるように設定し、父親同士の交流を活性化するようにした。 令和4年度クールは令和5年2月の6回目終了時に父親同士の交流が進み、父親達が主体的に育児サークルを立ち上げ、6回目終了後も交流を続けている。質問紙調査をセミナー初回開始前、6回目終了後、フォローアップ終了後(令和5年8月予定)の3回行い、育児参加意識や夫婦間の育児分担、育児の継続性などを測定し、分析中である。 Webサイト「お父さんの育児応援!」において、セミナーで取りあげた育児知識や情報、育児ブログなどを配信し、参加できない父親へも情報の循環を図った。 平成29年~令和5年2月(コロナ禍で令和2年は実施なし)で34回のセミナーを実践し、申込みをした父親は66人であった。
|
Research Products
(2 results)