2019 Fiscal Year Research-status Report
知的障がいに配慮した周産期保健医療現場における支援の検討
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17K12330
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Research Institution | Nagoya Women's University |
Principal Investigator |
杉浦 絹子 名古屋女子大学, 健康科学部, 教授 (50378296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤澤 和子 大和大学, 保健医療学部, 教授 (30739420)
末光 茂 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (80235837) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 知的障がい / 周産期 / 保健医療 / 避妊 / 家族計画 / 指導媒体 / パンフレット / 対応ハンドブック |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は前年度までの調査を通して得られた知見を論文として学会誌に投稿した。英国における現地調査で得られた知見については和文誌、国内の保健医療福祉職者への面接調査により得られた知見は英文誌に受理され、令和2年度に掲載予定である。 本年度は、これらの成果を基盤としたうえで、研究分担者らが作成・公表した知的障がい者への「わかりやすい情報提供のガイドライン」に沿って、知的障がいに配慮した保健指導媒体「わかりやすい産後の避妊指導パンフレット」パイロット版を完成させた。知的障がい者にもわかりやすいマンガであるLLマンガによるストーリーマンガで家族計画・避妊指導の必要性を描き、「わかりやすい情報提供のガイドライン」に沿った言葉による表現とわかりやすいイラストで避妊方法を説明した。作成したパンフレットの評価ツールとしてプレ-ポストデザインの質問紙を考案し、調査準備として調査協力機関の選定、調査協力依頼と交渉を行った。同時に、前年度までの調査の成果等を基盤として「保健医療従事者のための知的障がいのある妊産婦への対応ハンドブック」の構成と内容を検討し、原案を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
知的障がいに配慮した保健指導媒体の様式・方法、テーマ、ストーリー、場面の選定および構想に時間を要したこと、知的障がい者の特性に配慮した調査方法とするために調査方法の再検討と変更を行ったこと、COVID-19の感染拡大の影響により調査協力機関選定と交渉に遅延が生じたことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度作成した知的障がいに配慮した保健指導媒体「産後の避妊指導パンフレット」パイロット版を知的障がい当事者に読んでもらい、プレーポストデザインの質問紙を用いて評価を得る。「保健医療従事者のための知的障がいのある妊産婦への対応ハンドブック」パイロット版とともに、保健医療福祉職に質問紙調査を実施し評価を得る。得た評価と改善点を踏まえ、保健指導媒体とハンドブックを修正する。一連の過程について、学会発表を行うとともに、報告書にまとめる。パンフレットとハンドブックを保健医療現場で利用できるように印刷物を配布するとともに、web上での公表の方策についても検討し、実施する。
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Causes of Carryover |
当初は作成したパンフレットの評価のための面接調査を実施する計画であった。その調査に必要な経費として旅費等を計上していたが、調査方法を質問紙調査に変更するとともに調査開始時期を次年度に延期した。また、COVID-19の感染拡大により調査協力施設との調査打ち合わせは通信機器を介して行ったため、打ち合わせのための旅費が不要となったことによる。
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Research Products
(1 results)