2017 Fiscal Year Research-status Report
乳児に対する寝返りの実態と呼吸循環機能に及ぼす影響並びに安全性に関する研究
Project/Area Number |
17K12342
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
徳武 千足 信州大学, 学術研究院保健学系, 講師 (00464090)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芳賀 亜紀子 信州大学, 学術研究院保健学系, 講師 (10436892)
坂口 けさみ 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (20215619)
米山 美希 信州大学, 学術研究院保健学系, 助手 (90747891)
鮫島 敦子 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (50759363)
市川 元基 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (60223088)
金井 誠 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (60214425)
大平 雅美 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (50262738)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 乳児 / 寝返り |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、乳児における寝返りの実態について自記式質問紙を用いた横断調査を行い、寝返りが可能か否か、ヒヤリハット経験の有無と具体的内容等の実態及びその問題点を明らかにすることを目的としていた。自記式質問紙を用いた横断調査に向けて、調査内容の検討のためにプレテストを行った。また、本研究に関連する研究者の過去のデータを用いて、2次解析を行い、調査内容のさらなる検討を行った。 まず、プレテストにおいては、乳幼児を育てる母親を対象に暫定版の調査用紙に記入してもらい、調査項目の不備の有無ならびに回答時間、分かりやすさなどを確認した。対象者への負担を考え、調査用紙への回答時間は10~15分程度とし、分かりにくい表現等を修正した。さらに、研究者がこれまで行った乳児を育てる母親へを対象に行った添い寝・添え乳に関する895名のデータを用いて2次解析を行い、本研究における調査項目の検討も合わせて行った。その結果、多重ロジスティック回帰分析において、添い寝・添え乳におけるヒヤリハット経験があった母親に多い特徴として、児の月齢が1ヶ月及び4ヶ月と浅いこと、また、添い寝に加えて添え乳を行う母親に有意に多いことが明らかとなった。このことから、今後行う横断調査においては、添い寝・添え乳における調査項目も合わせて、発達に関する項目、就寝環境について、添い寝や添え乳の有無や行う環境、ヒヤリハット経験時の具体的な状況を盛り込んだ調査用紙にする必要があるため、次年度の本調査に向けて準備を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
乳児を育てる母親に対して、添い寝や添え乳を含む睡眠環境と発達に関して調査研究を行う予定であったが、調査項目の検討及びその他研究の準備に時間を要したため研究の進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、横断調査の調査項目を精選し作成している。今後は、所属施設の倫理審査を経て、研究実施フィールドとの調整を行いながら横断調査ならびにインタビュー調査を行う予定である。また、合わせて、睡眠中の乳児の体動とその範囲及び寝返りに伴う呼吸循環機能に及ぼす影響の検討に向けた研究計画も進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定していた調査研究及びインタビュー調査の実施が遅れているため、次年度使用額が生じた。次年度使用額は、平成30年度請求額と合わせて調査研究及びインタビュー調査に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)