2019 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of target behavior focused on visual cognitive ability at procedual sedation and development of educational program
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17K12350
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
久我 修二 大分大学, 医学部, 助教 (20773815)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 鎮静 / 小児 / 視覚認知能 / 教育プログラム / アイトラッキング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終目標は、本邦の実状に沿った鎮静教育プログラムを提供することである。 前年度までに、注視点追跡システムを利用して、小児の鎮静処置における熟練看護師と新人看護師の視覚認知能の集積を行い、鎮静処置時のビデオ映像と共に 視線運動(1.注視頻度 2.注視時間 3.注視方向 4.注視軌跡 5.注視速度)や注視領域(1.患者 2.モニター 3.処置 4.記録 5.その他)のデータ分析の解析を完了した。また質問紙調査票による視覚認知能のコンピテンシーの抽出作業を完了した。 当該年度(3年目)の課題は、上記研究結果で明らかになった標的行動をもとに、鎮静教育プログラムを立案し、そのプログラムの評価と検証を行うことである。前年度の解析作業をもとに、鎮静教育プログラムを策定したが、新型コロナウイルス感染症の流行のため、プログラムの評価と検証が当該年度で完了することができなかった。そのため研究機関を延長して、流行状況が収束した時期を見計らい評価と検証作業を行う計画とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度に収集したデータ解析が想定以上に時間を要したこと 新型コロナウイルス感染により臨床現場での検証が困難になったこと
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Strategy for Future Research Activity |
立案した小児鎮静教育プログラムを臨床現場を通して検証する。 検証結果を踏まえて修正点を明らかにして、汎用性の高いプログラムを立案する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染のため、臨床現場での検証が困難な状況となり、次年度に検証を延期したため。
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