2020 Fiscal Year Research-status Report
学齢期にある肥満症の発達障がい児への運動習慣に焦点を当てた看護介入の検討
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17K12363
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
鴨下 加代 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (50364120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土路生 明美 (東明美) 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (00347626)
西村 いづみ 広島国際大学, 医療福祉学部, 准教授 (90405522)
林 優子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (90419713)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 小児看護 / 発達障害 / 肥満 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は、所属施設での倫理審査委員会での承認を得た「発達外来を受診する学齢児への肥満改善に向けた看護介入の検討」というテーマで、学齢期にある肥満傾向の発達障害児への運動支援に焦点を当てた肥満改善の看護介入研究(介入と評価)を行う予定であった。
しかし、調査機関のある地域でも2月から新型コロナウィルス感染症の拡大がみられたため、感染予防対策として6カ月間という継続的に親子との接触する機会をもつ本介入研究を休止することとした。 そのため、研究スケジュールを変更した。そして、コロナ禍での人との接触を減らすことを目的とした行動自粛の生活が小児の運動や肥満に与える影響を文献等から検討を行った。その結果、コロナ禍の自粛生活での運動不足は全世代においてみられ、小学生も学校が休校となった期間だけではなく、外出の減少などから運動機会の現象という影響は報告されていた。また、発達障害児の場合は、放課後等デイサービスの利用を自粛する、過度に新型コロナウィルス感染症の感染を心配し外出を控える人がいることが報告されていた。 それらのことから、withコロナとなる今後は、公共の場での遊びや集団での運動の機会を増やすプログラムでは実施が難しいと判断し、家庭で個人でも実施が可能な運動(家族とのふれあい体操、コアトレーニング、you-tube等の無料動画を活用した体操等)や食事の見直し、口腔ケア、ストレスコーピング支援を含めた看護介入プログラムを立案した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、調査実施を控えたため
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度は、対象とする人数を減らし、コロナ禍でも運動を継続することを目的とした介入研究を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
予定していた介入研究を休止したため、ほぼ全額を繰り越すこととした。次年度は、調査に必要となる物品購入、協力者への謝礼、学生アルバイト雇用等を行う予定である。
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