2018 Fiscal Year Research-status Report
小児がんの子どもをもつ親に対するレジリエンスを高めるためのパスポートの開発と検証
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17K12374
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
河上 智香 東邦大学, 看護学部, 准教授 (30324784)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出野 慶子 東邦大学, 看護学部, 教授 (70248863)
小川 純子 淑徳大学, 看護栄養学部, 准教授 (30344972)
大橋 一友 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30203897)
竹倉 晶子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (20461337)
井上 雅美 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 血液・腫瘍科・主任部長 (30565354)
天野 里奈 東邦大学, 看護学部, 助教 (90459818)
高山 充 東邦大学, 看護学部, 助教 (20623424) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 小児がん / レジリエンス / パスポート / 親 / インタビュー |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は,平成29年度に修正した研究計画に基づき,文献レビューを重ねて,最新の国内外における研究動向の掌握に努めた.その後小児がんの治療を受けた患児の保護者へのインタビューを実施するための準備を開始した.小児医療に携わる専門家の協力を得て,インタビュー調査の対象の選定基準,分析方法,インタビューガイドの構成要因などを討議しインタビューガイドを作成した.さらに作成したインタビューガイドは,当事者の協力を得て再検討した.複数の研究者がインタビューを実施するため,インタビュー手法を統一するために勉強会に参加し,分析手法を確認し,インタビュー準備を行った.インタビュー実施にあたり,複数の研究協力機関の担当者と打ち合わせを進めているが,担当者の変更とスケジュール調整に難航し,研究の遂行に若干の遅れが認められる.現在は所属機関や研究協力機関の倫理審査委員会での審査を受けるための整備をしている段階である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成29年度に海外情勢の影響を受け,進捗に遅れが出たため,平成30年度にも影響がみられている.
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き,主として研究分担者で構成された研究会でレジリエンスを促進させるためのブックレットの内容を検討するとともに,小児がん患児の家族へのインタビューを実施し,分析を進めていく.
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Causes of Carryover |
業務遂行のため,予定していた海外視察を実施できなかったため,旅費に未使用額が生じた.
次年度は研究協力機関との会議費,インタビュー調査のための人件費・謝金,情報収集のため国内外の学会参加費や海外の病院の視察費用,解析のためのソフトの購入,論文作成費用等に使用する予定である.
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Research Products
(1 results)