2021 Fiscal Year Research-status Report
小児がんの子どもをもつ親に対するレジリエンスを高めるためのパスポートの開発と検証
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17K12374
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
河上 智香 東邦大学, 看護学部, 准教授 (30324784)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出野 慶子 東邦大学, 看護学部, 教授 (70248863) [Withdrawn]
小川 純子 淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (30344972)
大橋 一友 大手前大学, 国際看護学部, 教授 (30203897)
竹倉 晶子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (20461337) [Withdrawn]
井上 雅美 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 血液・腫瘍科・主任部長 (30565354)
天野 里奈 東邦大学, 看護学部, 助教 (90459818)
高山 充 東邦大学, 看護学部, 助教 (20623424) [Withdrawn]
荒木 暁子 東邦大学, 看護学部, 教授 (60251138)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | レジリエンス / 小児がん / 親 / ハンドブック / ブックレット |
Outline of Annual Research Achievements |
国内のみならず海外の知見を反映させた研究計画であるため,海外情勢やCOVID-19感染拡大の影響を多いに受け,当初の研究計画の見直しをしながら,研究協力者・分担者と連携を取りながら,研究を遂行している. 2021年度は,①小児がんを治療中の子どもをもつ親に加えて,②治療終了後1年以上経過した小児がんの子どもをもつ親を対象として,子どもが小児がんと診断後からの体験や思いの変化を中心にインタビュー調査を計画し,実施した.8名の親の語りの分析から、治療と日常生活のフェーズに着目したケアニーズを抽出し,その内容を反映させたブックレット(ハンドブック)案を作成した. レジリエンス・パスポート(ハンドブック)は,病気の子どもだけでなく,きょうだいへの支援,家族のライフイベントなどにも目を向けられるような内容で構成されている.さらに携帯のしやすさ,使用による負担感の軽減に配慮しつつ,小児がんの子どもの長期フォローアップの一助となることも狙っている. The 53rd Annual Congress of the International Society of Paediatric Oncologyおよび日本家族看護学会第28回学術集会にて研究成果を発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国内外からの知見を蓄積させる研究であるために,当初からの海外情勢の不安定さに加え,新型コロナウィルス感染症の感染拡大があり,当初予定の進捗が難しくなった. このような状況下のため,研究分担者・協力者ともに,研究・教育・実践への対応に追われることとなり,充分な研究時間の確保が困難であった.
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画の最終年度の計画を施行予定である. レジリエンス・パスポート案(ハンドブック)の修正を行い,標準化を検討するために,研究倫理審査を受講し,実施する.さらに期間延長をした計画を組み込んでいく.
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Causes of Carryover |
国際情勢と新型COVID-19の影響のため,当初予定していた国内外の学会への参加や視察ができず,出張旅費などを中心に未使用額が生じている. 次年度はレジリエンス・パスポート(ハンドブック)印刷費や英文校閲費などに使用し,研究を遂行する計画である.
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Research Products
(2 results)