2019 Fiscal Year Research-status Report
こどもの傷害予防における多職種連携による教育プログラムの構築に関する研究
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17K12376
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Research Institution | Yokohama Soei University |
Principal Investigator |
山下 麻実 横浜創英大学, 看護学部, 講師 (40515863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石舘 美弥子 帝京大学, 医療技術学部, 教授 (50534070)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 保育の安全 / 多職種連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に向けて、多職種連携による教育プログラムを構築するために①保育者が医療者に対するニーズを明らかにするための保育者を対象にしたアンケート調査②保育施設における研修の経緯や効果および課題を明らかにするための管理者を対象にしたインタビュー調査を実施した。 ①医療者に対するニーズを明らかにするための保育者を対象にしたアンケート調査では、保育者に【こどもの健康や安全を守るために保育者が医療者に期待すること】について自由記述を求め、Text Mining Studio Ver6.2 を使用し分析した。その結果、単語頻度解析で最も多く出現した単語は「教える+したい」であり、「知識」「けが」「新しい」「対応」と続いた。次に、文節間の係り受け関係に注目し、係り受け頻度解析を実施した。その結果、出現頻度の上位10件のうち4件が「知識-教える+ほしい」「幼稚園-いる+ほしい」「処置-する+ほしい」「研修-開く+ほしい」であった。 ②保育施設における研修の経緯や効果および課題を明らかにするための管理者を対象にしたインタビュー調査では、研修の目的、準備、内容、効果などについて45分程度の半構成面接法を実施した。インタビュー内容を切片化し、帰納的分析を行った。その結果研修を実施するプロセスの段階で【子どもの命や安全を守るという基盤の構築】【研修の直接的なきっかけ・目的の出現】【研修を実現するための具体的な準備】3つのカテゴリーが抽出された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
多職種連携による教育プログラムを構築し、実証するために介入した実験研究を行う予定であった。しかし、COVID-19の流行により、実験研究が行えなくなったため。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の流行状況を鑑み、終息が確認された地域から実験研究を開始していく。また遠隔で可能な内容はオンラインでできるよう計画を変更していく。
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Causes of Carryover |
COVID-19の流行により、実験研究や学会発表ができなくなった。COVID-19の流行の終息が確認されたところから、実験研究を行い、これまでの研究成果を発表していく。また、雑誌等への投稿することで研究成果を発表する。
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