2020 Fiscal Year Research-status Report
こどもの傷害予防における多職種連携による教育プログラムの構築に関する研究
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17K12376
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Research Institution | Yokohama Soei University |
Principal Investigator |
山下 麻実 横浜創英大学, 看護学部, 講師 (40515863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石舘 美弥子 帝京大学, 医療技術学部, 教授 (50534070)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ICT / オンライン研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、保育者と医療者が連携した安全プログラムの構築を目指している。最終年度の今年度は、これまでの調査結果を基盤に医療者と保育者が連携し、研修内容、時間、場所など具体的なプログラムを立案し、保育者を対象にしたこどもの一次救命処置法に関する大規模な集合研修の実施を予定としていた。 しかしながら、COVID-19の流行により、全国的に対面での集合研修が実施不可能になった。そのため、研究計画の大幅な見直しとともに、変更した研究計画に準じて、情報収集、プログラム内容や評価の再検討および教材の開発を遂行した。 なお、当初の研究計画から変更した概要は次の通りである。①研究目的:保育者を対象にICTを活用したこどもの一次救命処置に関する研修プログラムを開発し、研修プログラムが持続可能な研修であるか実証的な検討を行う。②プログラムの評価設定:ICTを活用した研修プログラムの目標を内容評価(満足度・知識・実践度)および運用評価(コスト・オンライン環境)の視点で評価設定をする。③プログラム教材の開発:保育・教育施設のオンライン環境やリテラシーを把握し、ICTを活用したプログラム内容を設定・教材の開発を行う。④プログラムの実施:オンラインミーティングツールやオンデマンドによる配信を活用する。⑤プログラムの評価:研修プログラムの目標に沿って、内容評価(満足度・知識・実践度)および運用評価(コスト・オンライン環境)の評価を行い、WithコロナあるいはPostコロナに向けて持続可能な研修プログラムであるか検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の流行により、当初予定していた介入研究の実施が不可能になった。そのため大幅な研究計画の変更に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
科研費補助事業期間を延長し、ICTを活用した研修プログラムの開発と実施を目指す。COVID-19の終息状況によっては、集合研修とICTによる研修の比較も検討していく。
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Causes of Carryover |
ICTを活用した研修プログラム開発にむけた教材およびオンライン環境整備の費用に活用する。
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