2021 Fiscal Year Research-status Report
認知症の認識とケアに関する研究―EPAで来日する看護師の教育と支援に向けて―
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17K12410
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
植本 雅治 神戸市看護大学, 看護学部, 名誉教授 (90176644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 藍 四條畷学園大学, 看護学部, 准教授 (10438252)
平野 裕子 (小原裕子) 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (50294989)
瀧尻 明子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (70382249)
野上 恵美 神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (90782037)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高齢者ケア / ベトナム / 認知症 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、ベトナムへの渡航ができず、予定していた調査はできなかった。 2021位年5月には、Economic Research Institute for ASEAN and East Asia (ERIA)が行ったベトナムでの高齢者の健康と幸福する高齢者本人、介護者、成人した子の認識に関する調査報告書の内容について、今後、我々の調査および結果分析にどう行かせるか検討を加えた。検討を進める上において、、ベトナムを対象として研究を行っている文化人類学者達と京都産業大学において、ハイブリッド形式で、シンポジウムを行い、それぞれの視点からの意見を 交換した。更に、8月には上記調査を実施した研究者と意見を交換する機会を持った。 上記報告書は、ベトナム全国に渡り、60歳以上の高齢者6050人とその支援者を対象とし、生活、健康状態、支援者によるケアの実態と、それらに関する認識を面接調査したものであり、その結果は、今後我々が認知症に関する認識の調査、分析を進めていく上で非常に有益な基盤を提供してくれるものであることを確認した。特に高齢者ケアが家族によって当然とされているものの、それが近年、都会化とともに変化しつあるのではという示唆は我々のこれまでの調査結果とも重なるものであった。 なお、現在、ベトナム側研究協力者との協議が再開されつつあり、コロナヴィールス感染が治まり、での活動が可能になり次第、現地での調査を再開する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナヴィールス流行の為、調査対象国ベトナムにおける調査実施が不可能であり、同国協力機関との協議も難しい状況が続いたためである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後コロナヴィールス感染が治まり、ベトナムへの渡航が可能になり次第、調査を再開する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナヴィールス流行の為、予定していたベトナムでの、現地協力者との協議、現地での調査ができなかった為である。感染流行が落ち着き次第、ベトナムでの調査を再開する。未使用研究費は、その際の渡航費、調査費用として用いる予定である。
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