2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a practical care manual that can guarantee the quality of care in a small care home
Project/Area Number |
17K12413
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Research Institution | Hokkaido Bunkyo University |
Principal Investigator |
長内 さゆり 北海道文教大学, 人間科学部, 准教授 (80783555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 真澄 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (50452991)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 小規模ケアホーム / ペタゴギック / ホームホスピス / ケアの質 |
Outline of Annual Research Achievements |
小規模ケアホームを全国で展開しているホームホスピスの管理者(開設者)及びスタッフを対象に、ケアの質を担保するための取り組みについてインタビューを実施したデーターから質的帰納的分析を行った。管理者のインタビューでは、12のカテゴリーから「ホームホスピスへの思い・大事にしていること」「経営・運営」と「スタッフ教育」の3つにラベル化された。スタッフのインタビューでは、18のカテゴリーから「ホームホスピスで働くようになったきっかけ」「入居者へのケアの工夫・気をつけていること」と「ホームホスピスへの思い・入居者へのケアに対する思い」の3つにラベル化された。ラベル化された内容とペタゴギックの「究極の個別ケア技術」と既存の「ホームホスピスの基準」を参考に小規模ケアホームの質を保証するケアマニュアル開発に向けて検討した結果、「個別ケア技術の意識化」と「小規模ケアホームの管理者のゆるぎない理念とビジョン」および「管理者とスタッフとの信頼関係」が重要視された。 9月には、全国ホームホスピス協会の理事長とホームホスピス開設当初のデンマーク在住の介護士を招いて、「ホームホスピスにおけるケア」「個別ケア技術の実践」をテーマに医療・介護従事者及びホームホスピスに興味のある市民を対象に講演会を開催した。「究極の個別ケア技術」を事例提示で目の当たりに聞くことができ、知見を深めることができた。また、参加者の方にとって、日ごろのケアを振り返ることにもつながり、参加者の施設ケアに反映できたのではないかと思われた。
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Research Products
(1 results)