2021 Fiscal Year Annual Research Report
Does Everyday Conversation Contribute to Cognitive Functioning? A Comparison of Brain Activity During Task-Oriented and Life-Worldly Communication Using Near-Infrared Spectroscopy
Project/Area Number |
17K12427
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
深谷 安子 関東学院大学, 看護学研究所, 客員研究員 (20238447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 隆憲 東海大学, 法学部, 教授 (00234279) [Withdrawn]
川口 港 関東学院大学, 理工学部, 助手 (00773350)
留畑 寿美江 関東学院大学, 看護学部, 准教授 (40360995) [Withdrawn]
佐藤 祐子 関東学院大学, 看護学部, 助教 (10285968) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | communication / NIRS / oxygenated hemoglobin / older adults / frontal lobe |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ケア提供者-患者間になされるコミュニケーションを、看護や介護業務に関連するタスク指向コミュニケーションと日常会話 (生活世界コミュニケーション) の2タイプに分類し、コミュニケーションの種類と脳の活動性との関連を検討することを目的とした。 調査対象者は、神奈川県に居住する65歳以上の高齢者43人と19歳から24歳までの若年者24人が便宜的標本抽出で得られた。調査方法は、高齢者と若年者に対してNear-infrared spectroscopyを使用して、ベースライン時、タスク指向コミュニケーション時、生活世界コミュニケーション時の前頭野の酸素化ヘモグロビン(oxyHb)濃度の測定を実施した。 分析は、アーチフェクトの除去には、離散ウェーブレット変換(discrete wavelet transform)を適用し、ベースライン、タスク指向、生活世界コミュニケーション間の前頭葉の平均oxyHbの比較には対応のあるt検定を使用した。 結果は、生活世界コミュニケーション時平均oxyHbは、ベースライン時平均oxyHb及びタスク指向コミュニケーション時平均oxyHbよりも有意に高かった。この傾向は若年者と比べ高齢者の方がより顕著であった。生活世界コミュニケーション時はブローカ野の上部と前運動野に特に高い活動性が認められた。
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