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2017 Fiscal Year Research-status Report

介護保険施設での看取りに汎用的な看護の視点からの質評価指標の開発

Research Project

Project/Area Number 17K12430
Research InstitutionSeirei Christopher University

Principal Investigator

大村 光代  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (40590378)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords介護保険施設 / 看取り / 評価指標 / 看護管理
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度の研究目的は、研究者の先行研究で構築した特養における看取りの質評価モデルの評価項目を、介護老人保健施設および介護療養型医療施設での看取りの質評価にも汎用できるよう項目の精錬を行い、その信頼性と妥当性を検証するための郵送法調査に向けた調査票を作成することである。
本調査で使用する40の質評価項目は、国内外の先行文献をはじめ洋書を購入して項目の精錬を行っており、施設の種別は異なっていても高齢者の生活に着想した看取りの援助としてどの施設にも理解が得られる表現に修正し、高齢者の看取りのプロセスを包括的に網羅した内容となるように精錬した。
また、所属機関近隣にある看取りを実践している介護老人保健施設および介護療養型医療施設の看護責任者から項目の内容妥当性についてスーパーバイズを受けた。実際の調査では、対象施設の概要や対象者の属性、既存の看護実践能力尺度を含めて調査票を作成するため、表面妥当性の確認およびおおよその回答時間の確認を終えている。
さらに、調査票は所属機関の倫理審査会の承認を受け、郵送調査の具体的な手続きを進めている。すでに対象施設のリストを業者依頼にて作成し、郵送先をサンプリング済みである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究が順調に進展している理由としては、研究以外の所属大学における業務量を想定した余裕のある計画を立案したことの成果だと考えられる。次の郵送調査の段階においても、計画的に進めていく。

Strategy for Future Research Activity

郵送調査の準備は整ってきたので、予定通りの調査を実施できるよう計画的に実施していく。また、回収率が20%を下回るような場合には、3年目に行う看取りの評価指標の臨床的実用性を検討するためのフォーカスグループインタビューの対象者を増やし、評価項目の妥当性を質的に検証する方法への変更を想定している。

Causes of Carryover

次年度使用額が生じた理由は次の3点である。1つ目は、郵送調査の発送や回収・入力を依頼する業者に発注した対象施設のリスト作成費が想定金額の6分の1であった事である。これは、あらかじめ対象施設の情報を得られやすいwebサイトを研究者から業者に紹介したことが経費削減につながった。2つ目は、日本老年看護学会への学会参加旅費が宿泊費用を含めて申請していたが、日帰り可能な場所で開催されたことにより、交通費のみの執行となったためである。3つ目は、実践家に対する項目精錬のためのスーパーバイズを受けることへの謝礼について、所属機関の関連事業所であること、研究者が教育的支援を行ったことにより謝金が発生しなかったことによる。
残金の使用計画については、今年度実施する郵送調査の回収率が予想以上に多かった場合に備えて、入力等の情報処理費用に充当する予定である。

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Published: 2018-12-17  

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