2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Nursing Competence Scale of Intensive Care Homes for the Elderly
Project/Area Number |
17K12433
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Research Institution | Kobe Women's University |
Principal Investigator |
笹谷 真由美 神戸女子大学, 看護学部, 准教授 (50435327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長畑 多代 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (60285327)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 特別養護老人ホーム / 看護実践能力尺度 / 看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、特別養護老人ホーム(以下、特養)における看護師の看護実践能力に影響する要因を検討した。 1.研究方法 対象:特養の常勤で勤務する看護師600名 調査方法:郵送法よる無記名の自記式質問紙調査 調査内容:特養における看護実践能力尺度、看護師の属性(年齢、性別、看護経験年数、特養での経験年数)、研修への参加の有無、職場環境 分析方法:各項目について記述統計を行った。特養における看護実践能力尺度と属性、研修の有無等について比較分析を行った。 2.結果 調査の回答は 165名(回答率27.5%)であり、有効回答者数158名(有効回答率26.3%)を分析対象とした。年代は30歳代が11.5%、40歳代が21.2%、50歳代が46.8%、60歳代以上が20.5%であった。性別では男性が3.8%、女性が96.2%であった。看護師の経験年数は平均25.2年(標準偏差10.1)であった。高齢者施設での経験年数は平均10.4年(標準偏差6.48)であった。また、現在の施設での経験年数は平均7.5年(標準偏差6.26)であった。職位は、施設全体の責任者は1.9%、看護・介護職の責任者は11.5%、看護職の責任者は35.3%、スタッフは49.4%であった。施設外の研修では参加している人が71.8%、参加していない人28.2%がであった。また、施設外研修の1年間の参加回数では、最小1回、最大10回で、平均2.37(標準偏差1.75)であった。一元配置分散分析の結果、特養における看護実践能力と職位では、看護職の責任者はスタッフよりも点数が有意に高かった。看護師の経験年数と看護実践能力は相関はみられなかったが、高齢者施設における経験年数と現在の施設での経験年数では、特養における看護実践能力との間に相関がみられた。研修では、施設外での研修に参加している看護師は特養における看護実践能力が有意に高かった。
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