2019 Fiscal Year Research-status Report
Decision making process about requiring long - term care and terminal periods on the life of the elderly
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17K12435
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Research Institution | Tenri Health Care University |
Principal Investigator |
川喜田 恵美 天理医療大学, 医療学部, 准教授 (00513566)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 高齢者 / 終末期 / 介護 / 意思形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成31年(令和元年)は、前年度から実施していた本調査の実施方法の修正も完了し、研究協力者がより語り合いで語りやすく、また老後の介護や医療をイメージできるようにテーマの詳細や配布資料の内容を検討を行った。他にもインタビューガイドの修正、また方法で変更をしたところは倫理審査に再度提出する準備も行っていた。それと並行して予備調査の2と3についてのデータのまとめも行い、論文投稿の準備も実施していたところであった。しかし、職場において大幅な人事異動があり、その後は病休者が複数人出たため、研究にとりかかる時間の確保が難しい状況があった。そのような状況の中でさらに、コロナウィルスの感染が拡大し、活動を自粛しなければいけない状況であったため、本調査を進めていくことが困難な状況になった。そのため、当初の研究実施期限を1年延長し、コロナウィルスの感染状況の動向を見守り、調査が可能になるのを待っている状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成31年(令和元年)は研究者本人の体調は徐々に安定し、定期検診に行きながらコントロールできていたが、勤務する職場の大幅な人事異動と病休者が複数人長期間に渡って出たことで、仕事の遂行割合が増え、研究に取り組むことが困難であった。さらにコロナウィルスの影響も重なり、計画的に進めていくことが困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は1年間延長しての最終年度であることから、コロナウィルスの状況が落ち着き次第、高齢者同士の語り合いの調査を実施する。調査対象者も再度見直す必要が出てきたため、研究条件に沿いながら、対象として適合する高齢者を現在検討している。検討後は2020年7月~8月頃の感染状況を見ながら、研究が可能な対象者に説明および依頼を実施していく。それに伴い、対象者の変更に関して再度、倫理審査の申請も行う必要があるため、その準備も行いながら、研究倫理審査の承認を得て本調査に進んでいきたいと考える。本調査は2020年の10月~3月頃までに終えることを考えている。研究結果は語り合いの調査を実施する毎にまとめていき、最後は全期間通しての変化を比較し、論文としてまとめる。本研究の報告書の提出は2021年の5月頃であると認識しているが、それまでに調査を終え、まとめができるように取り組んでいきたい。コロナウィルスの感染状況により研究に影響が及ぼされることが懸念されるが、感染を広めないことが重要であることを第一に考え、安全に進めていきたい。
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Causes of Carryover |
前年度は職場における人事異動や病休者が出たこと、コロナウィルスの影響により、調査にかかる費用を使用できなかったため、約120万円が未使用となった。今年度は延長しての1年間であり、主には本調査に有効活用する。使用の内訳としては、調査の旅費に70万円、調査におけるスーパーバイズや人件費に40万円、その他で10万円を使用することを考えている。
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