2021 Fiscal Year Research-status Report
Decision making process about requiring long - term care and terminal periods on the life of the elderly
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17K12435
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Research Institution | Shonan Kamakura University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
川喜田 恵美 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 准教授 (00513566)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 地域在住高齢者 / 終末期 / 要介護期 / 意思形成プロセス / 語り合い |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年は地域在住高齢者の要介護期・終末期の意思形成について語り合いの介入調査を実施する予定であったが、COVID-19 による大流行が第4波、5波そして2022年になってからも6波と数カ月単位で繰り返しみられ、介入調査に進むことが困難であった。本調査は高齢者同士で要介護期・終末期についてどう過ごしたいかコミュニケーションを取り合いながら進めていくことを前提とした調査であるため、どこまで飛沫や空気感染を抑えることができるのか、不明瞭な状況では実施をすることが困難であった。 それにより研究方法の変更も検討し、ネット回線を使用して、画面越しでの語り合いなど、別の方法で実施することも検討したが、インターネットの利用が高齢者自身、まだあまり使い慣れていないことやパソコンなどの機器も持っていない人も多いこと、また加齢による難聴などで聞こえにくさなども起こる可能性があることを勘案し、感染の流行がワクチン接種によって安定するのを待つことにした。しかし、感染力のかなり強い変異ウィルスが出現し、年間通じて動きが取れない状況が続いた。 2022年度は3回目のワクチン接種もかなり進み、現在流行中のオミクロン株の感染が落ち着いてくることも考えられるため、状況を見極めて対面での介入調査を実施していきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の進捗については、遅れているが、これまでの調査結果のまとめや公表の準備は実施している。あとは最終の介入調査を実施するために、コロナの感染状況の動向を見ているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策については、感染の状況が落ち着いたら、すぐに取り掛かれるように、感染防止の物品の購入を今年度実施し、状況を整えることはできている。あとは調査を行う施設と連携をし、対象者の調査の同意の確認、研究の説明をしっかり行い、不安や負担を軽減して進めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
研究参加者への謝礼と感染症物品の追加購入、調査に伴う交通費等に使用する予定である。
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