2021 Fiscal Year Annual Research Report
Research on Social Isolation Prevention Programs and Construction of Regional Network in Urban Areas
Project/Area Number |
17K12437
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
杉浦 圭子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10563877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横島 啓子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (50369469)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 社会的孤立 / インフォーマルサポート / ICTを利用した高齢者との交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
COVID-19の感染拡大の継続のため、計画していた追加でのPersonal Approachに関するICTを利用した交流と活動量との関連を検討する実験はリクルートすること不可能であった。また、実施2年目に収集したデータはCOVID-19の感染拡大前であった。同様に分析することは不適切であると考え、すでに、収集したデータを用いて、分析を行うこととした。 収集されたデータは合計7名で、男性1名、女性6名であった。面接にて調査の同意を得るとともに、日常の活動量を計測するために1週間活動量計を装着してもらった。その後再度面接を行いICT機器(タブレット)と日記アプリの説明を行い、2週間後にすべての機器を回収した。ICT機器による交流は基本的に1日1回以上、研究者と日記形式で日常を報告し合った。日記が更新されていない場合は、研究者より電話やSNSにて確認を行った。 結果として、7名中6名について、歩行によるMVPA(一日に30分以上の3METs以上の身体活動)、また、7名中5名において生活活動のMVPA、一日合計のMVPA身体活動量が増加していた。とくに、一日のMVPAについては、対応のあるt検定で有意差がみられた(p<0.05)。一日のMVPAに増加がみられなかった2名については、生活活動のMVPAの減少が認められた。一方で、タブレットの操作方法を詳しく説明し、練習を行ったことで他のICT機器の操作の自信へとつながったり、孤独感の減少へとつながった。しかし、毎日のICT機器の操作で精神的負担を感じたとの感想も聞かれた。 Population Approachであるアンケートを用いた調査に関しては、再度検討し、文献検討とともに、分析、発表準備を進めている。
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