2022 Fiscal Year Annual Research Report
Establishing a learning community for dementia cafe' volunteer activities
Project/Area Number |
17K12442
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Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
寺田 美和子 森ノ宮医療大学, 看護学部, 准教授 (20433237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 尚美 畿央大学, 健康科学部, 教授 (10425093) [Withdrawn]
百瀬 由美子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (20262735)
島岡 昌代 畿央大学, 健康科学部, 特任助教 (30757696) [Withdrawn]
南部 登志江 大阪青山大学, 健康科学部, 教授 (40568391)
宮崎 誠 帝京大学, 理工学部, 助教 (60613065)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 認知症カフェ / 認知症カフェボランティア / コンピテンシー / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「認知症カフェ」で活動する認知症カフェボランティアの活動支援に必要な① 認知症カフェボランティアコンピテンシー(卓越した行動特性)の同定、② 認知症カフェボランティア活動支援のためのeラーニング開発と学習コミュニティの構築を目的に実施した。2017年度~2018年度は文献レビュー、2019年度は国内外の認知症カフェの視察および質問紙調査による実態調査を実施した。その結果をもとに認知症の知識、認知症当事者や家族とのコミュニケーションを中心とした「認知症カフェボランティアコンピテンシー(初回)」を同定、認知症カフェボランティア活動支援のためのeラーニングを開発、2020年度に第1回試行調査を実施した。試行調査の結果、eラーニング操作に大きな課題はなく、教材も「認知症カフェやボランティアの活動」理解につながることが確認できた。課題となった言葉の説明、休息のタイミングは改善を試みた。2021年度~2022年度は認知症ケアの進歩に対応するよう「認知症カフェボランティアコンピテンシー(初回)」を再検討した。その結果【役割遂行力】【コミュニケーション力】【セルフコントロール力】を同定した(「認知症カフェボランティアコンピテンシー(第2回)」)。同時にeラーニング教材のアップデートを行い、第2回試行調査を7名に実施した。課題に「eラーニング操作」「教材・クイズの説明」「教材の量」を指摘した者がそれぞれ半数程度であった。また対象者数が少なくeラーニング受講時期も異なり十分な学習コミュニティ構築には至らなかった。一方eラーニングは教材のアップデートが容易であり新しい知識を速やかに受講生に提供できることがわかった。 以上のようにeラーニング試行により認知症カフェボランティア活動支援にeラーニングを使用する際の課題と効果が示唆された。
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Research Products
(1 results)